宮腰屋
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名詞
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thumb|鯱飾りを倒して北羽新報本社前を通過する七夕灯籠役七夕の灯籠は城郭型と称するものだが、上部の鯱飾りが高さの半分近くを占める形態となっている。能代の七夕灯籠の形態は、天保期に地元の大工、宮腰屋嘉六によって制作された名古屋城天守を模した灯籠が好評を博したことから、幕末期に城郭型灯籠に統一されていったものと考えられている。この元来の城郭型灯籠は、現在の「天空の不夜城」の形態に近いものであり、鯱が巨大化した後代の姿とは異なる。
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概要節で述べた通り、能代の七夕灯籠は、後に鯱の大型化という変遷を辿ったものの、その形態は城郭型が基本である。この城郭型灯籠は、天保期に地元の大工、宮腰屋嘉六が制作した名古屋城天守を模した七夕灯籠が好評を博したことから以後定着したと伝わり、「嘉六」は「天空の不夜城」の灯籠にその名をとどめている。ところで、能代の七夕灯籠が城郭型に収れんされた時期を、明治後期とする見解がみられる。
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