実は

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  • 僕がこの記事を実際に読んだのかどうかさえ、実はもうはっきりしない。 市川陽『放課後のロックンロール・パーティ』より引用
  • 実は大ぶ心配しいしいはいったのだが、僕がはいった翌日とは驚いたね。 大杉栄『獄中消息』より引用
  • そんな心がけですからレコードの事については実は余りよく知りません。 兼常清佐『レコード蒐集』より引用
  • 勇気のいることであるが、実は、それ以上に必要なのは一つの夢である。 岸田国士『田口竹男君のこと』より引用
  • 実は私に一人の弟がいました、それは恐らく世間では知らないでしょう。 大倉燁子『魂の喘ぎ』より引用
  • 一瞬、目を開いているつもりで実は閉じたままなのではないかと疑った。 植松真人『新世界交響曲』より引用
  • 赤い苺の実というのは、実は人間の心臓のことだと歌っているのである。 海野十三『恐怖の口笛』より引用
  • 人間の生命的過程に智情意というような区別は実は存在していないのだ。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • 実はこのわしも若い時にはちょうどお前と同じように名利の念に薄かった。 国枝史郎『沙漠の古都』より引用
  • 何でもないことのようであるが、実はこれが根本的に大切な点なのである。 風巻景次郎『中世の文学伝統』より引用
  • 普通の地図には出ていませんが、実はそこに一つの小さな島があるのです。 海野十三『怪塔王』より引用
  • それでおれは十何年間も彼女に実は自分の夢を喰わされていたわけさ。 岡本かの子『巴里祭』より引用
  • 実は私はあなたのことを多くの人がよくいわないのを知っています。 倉田百三『青春の息の痕』より引用
  • 完了といっても実はどうして結びがついたのかわからぬようなものである。 蒲原有明『夢は呼び交す』より引用
  • なるほどお島さんが不思議がるのも無理はない、僕も実は初めて見た。 岡本綺堂『探偵夜話』より引用
  • 実は僕も余り要領を得ていないのだ、ただ今のように言ってみたいので。 国木田独歩『牛肉と馬鈴薯』より引用
  • ところが今までの教育も政治も実はさういふ手段をとつてゐなかつた。 岸田国士『大政翼賛会と文化問題』より引用
  • 実は私はあの後健康がおもしろくなくて、広島に診察を受けに来ました。 倉田百三『青春の息の痕』より引用
  • けれどその自由さへ実は今まで時期を許して下さいませんでした。 伊藤野枝『遺書の一部より』より引用
  • お政といふ唖の児も、実は源作の種だらうといふ噂も聞いた事がある。 石川啄木『刑余の叔父』より引用
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