定めし

全て 副詞
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  • ほかの社会も定めしその通りであろうが文学社会にはことに心の礼がない。 村井弦斎『食道楽』より引用
  • 定めし彼は、私の知っている以上の確かな証拠でも握ったのでしょう。 江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編02 本格推理Ⅱ』より引用
  • 彼等の墓も寺と一しよに定めし同じ土地に移転してゐるであらう。 芥川竜之介『本所両国』より引用
  • 定めし貴方あなたも驚いたでせう、瀬川君の素性を始めて御聞きになつた時は。 島崎藤村『破戒』より引用
  • かれ等の墓も寺と一しょに定めし同じ土地に移転しているであろう。 芥川竜之介『本所両国』より引用
  • また卿の血を受けたのが事実なら、定めし骨節のある頼もしい戦士だろう。 宮本百合子『古き小画』より引用
  • 友人の牧野が住む山の方は、定めし最早もう秋らしく成ったろうと思わせた。 島崎藤村『家』より引用
  • 君は定めし不愉快に思うだろうが、実は委員たちが君を疑って居るんだよ。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
  • 漁師りょうしか船頭にしたら定めし国家のためになるだろうと思われるくらいである。 夏目漱石『吾輩は猫である』より引用
  • 定めし、長玄はわれらに不調法をつけんとたくらんでいるのでござろう。 海音寺潮五郎『列藩騒動録(一)』より引用
  • その老人が来てゐたなら定めし様々の珍らしい物語をして聴かせたことだらう。 平井肇『ディカーニカ近郷夜話 後篇』より引用
  • まだ一度も見たことがないけれど、定めしよい男なのであろう。 林芙美子『新版 放浪記』より引用
  • 僕は定めし彼女に首を絞められた揚句、屍骸を写真に写されるのだろう。 谷崎潤一郎/種村季弘編『美食倶楽部 谷崎潤一郎大正作品集』より引用
  • 定めしあれが、弟をおれから逃げる気にならせたものであろう。 佐藤正彰訳『千一夜物語 01』より引用
  • 今は彼もこの革命で定めし死人が増して喜んでいることだろう。 横光利一『上海』より引用
  • わが輩のこの文を見る人のうちには定めし僕の思想の浅薄せんぱくなるにおどろく人もあろう。 新渡戸稲造『自警録』より引用
  • 今頃は定めし連れて行くんぢやなかつたと後悔して居るでせうよ。 徳田秋声『媒介者』より引用
  • 比較的自由な空気を呼吸している今のあなたがたから見たら、定めし変に思われるでしょう。 夏目漱石『こころ』より引用
  • その時の自分の顔色は定めし見るにえんほど醜いもんだったろう。 夏目漱石『坑夫』より引用
  • 自分ばかりじゃない、自分の子や女房や夫をこんなものだと考えていたら定めし満足に違いない。 夏目漱石『創作家の態度』より引用
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