安楽椅子に深々と身

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  • ため息とも煙ともつかぬ息を吐いて、彼は安楽椅子に深々と身を沈めた。 高殿円『銃姫 02 The Lead in My Heart』より引用
  • これがあの、私が、伯爵邸の最初の訪問の際に見た安楽椅子に深々と身を沈めた、黒いレースのもとに物思わしげな面持をしたあれほど淑かで物静かな夫人と同一人であったろうか? ベルナノス『田舎司祭の日記』より引用
  • 安楽椅子に深々と身を埋めたなり、アシェンバハは眼前の美少年を眺めて心をりながら彼らの立ち上がるまでは腰を上げずにいた。 マン/高橋義孝訳『トニオ・クレーゲル/ヴェニスに死す』より引用
  • といい、さも愉快そうに安楽椅子に深々と身を沈めた。 半藤一利『ノモンハンの夏』より引用
  • アンソニー・ダグラス教授は赤革の安楽椅子に深々と身を沈め、ほっとした溜息を洩らした。 ディック/仁賀克雄訳『人間狩り ―ディック短編集』より引用
  • 三月二十七日の晩、第二帝政時代にベルリン駐在大使をつとめたこともある老将軍ドートレック男爵は、六ヶ月前に兄から遺贈された、アンリ=マルタン並木通り一三四番地の小邸宅で、坐り心地のよい安楽椅子に深々と身を沈めながらまどろんでいた。 ルブラン/野内良三訳『ルパン対ホームズ』より引用