安堵の吐息

216 の用例 (0.01 秒)
  • 私たちの中に火村の顔を見つけた彼女は、胸に手を置いて安堵の吐息をつく。 有栖川有栖『朱色の研究』より引用
  • 彼らの姿が見えなくなって十分ほど経ってから、安堵あんどの吐息をついた。 貴志祐介『クリムゾンの迷宮』より引用
  • 彼はひとわたり歩いてきて、牧場の広さに満足し安堵の吐息をついた。 上西晴治『十勝平野(下)』より引用
  • 恐れに直面する日が遠くなった気がして、悠二は安堵あんど吐息といきらした。 高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第03巻』より引用
  • ほっと安堵あんど吐息といきをつこうとすると、上の開いた窓を通して声が聞こえてくる。 バローズ『火星シリーズ03 火星の大元帥カーター』より引用
  • 安堵あんど吐息といきをついてほんとうにうれしそうに彼女は夫のほうをふりかえった。 ドーデ/大久保和郎訳『月曜物語』より引用
  • 初女が「わかりました」と応えた時、伊三次の口から安堵の吐息が洩れた。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 君を乗せる舟』より引用
  • かれらはようようのことで玄関にたどりつき、思わず安堵の吐息をついた。 栗本薫『翼あるもの4』より引用
  • あの暗闇とは対照的な銀の光に、俺も我知らず安堵あんどの吐息を漏らしていた。 ベニー松山『風よ。龍に届いているか(上)』より引用
  • フォン・ホルストは、額の汗をぬぐいながら、深く安堵の吐息をついた。 バローズ/関口幸男訳『栄光のペルシダー』より引用
  • 今度のは、一世一代の大芝居がうまくいったことに対する安堵あんどの吐息だったろう。 東野圭吾『殺人の門』より引用
  • 会話が成り立ったことに心で大きな安堵あんどの吐息を吐きつつ、桜木は言った。 新堂冬樹『忘れ雪』より引用
  • ドレイクはほっと安堵の吐息をして、つかんでいた前の手摺を離した。 ガードナー/田中西二郎訳『どもりの主教』より引用
  • 女子生徒は自分のつくえの中に目的の物を見つけると、ほっと安堵あんど吐息といきらした。 和田篤志『異世界の聖機師物語』より引用
  • フーッと安堵の吐息をついて、ふたたびその自動力のない身体を肩にかついだ。 バローズ/関口幸男訳『栄光のペルシダー』より引用
  • 千晶はほっと安堵あんどの吐息を洩らしたが、しかし彼女の安心はまだ早かった。 横溝正史『双仮面』より引用
  • ぱっちりと目を開いたなでしこは天井てんじょうを見上げて、ほっと安堵あんどの吐息をついた。 有沢まみず『いぬかみっ!04』より引用
  • それを見ると、もう自分の城廓の中に戻ったという気がして、安堵の吐息をつくことが出来た。 豊島与志雄『都会の幽気』より引用
  • ほっと安堵あんどの吐息をもらした途端に、またもや別の変な不安が湧いて出た。 太宰治『誰』より引用
  • それは安堵あんど吐息といきともつかず、これまで以上の深い苦悶くもんの吐息ともつかないものだった。 下村湖人『次郎物語』より引用
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