媚びる

全て 動詞
486 の用例 (0.01 秒)
  • 別にびる気もないが、一緒いっしょに旅をするのなら笑顔があったほうがいい。 支倉凍砂『狼と香辛料ⅩⅢ Side ColorsⅢ』より引用
  • 私はベッドの中で一生懸命びてみせたあの頃の彼女を思い出しました。 色川武大『恐婚』より引用
  • はば広い才能といえるが、同時に、読者にびていない点に注目したい。 星新一『きまぐれフレンドシップ PART2』より引用
  • その男に媚びる眼差しを向けながら、私は祖母のための曲を作りました。 岩井志麻子『黒焦げ美人』より引用
  • 僕は野島のことがなければ野島よりもなおあなたにびたかも知れない。 武者小路実篤『友情』より引用
  • 恐怖からのびもあるが、そればかりとは見えない彼らの眼の炎であった。 山田風太郎『明治十手架(上) 山田風太郎明治小説全集13』より引用
  • 苟も自ら新にせんとするものは昨日の自己に媚びてはならぬのである。 幸田露伴『努力論』より引用
  • 魔性の女たちは世間に背を向けているようで、じつは世間に媚びている。 中村うさぎ『壊れたおねえさんは、好きですか?』より引用
  • 私は男性にも出したことのない、びた自分の声に少し自己嫌悪を感じた。 山本文緒『紙婚式』より引用
  • 白けてはゐるが敬虔に媚びた笑を交へた彼女独得の美しい笑ひ方をした。 岡本かの子『花は勁し』より引用
  • 自身が感じている幸福のあまり、ほとんど人に媚びるような眼の色であつた。 三好十郎『肌の匂い』より引用
  • けれども伊藤は、それを単純な羞恥とそれに伴う媚びと見なしたようだ。 林真理子『初夜』より引用
  • 更に分析すると、女が声にびを含ませる場合、二通りあるということだ。 森瑤子『非常識の美学』より引用
  • 麗華の口調に女のびを感じながら、佐竹は何食わぬ顔で腰を下ろした。 桐野夏生『OUT(上)』より引用
  • その言葉は事実であったし、また祖母の心にびる言葉でもあった。 吉行淳之介『砂の上の植物群』より引用
  • そのせゐで自然収入みいりがあるやうにと思つて見物にびる事になります。 薄田泣菫『茶話』より引用
  • 私に向けられた彼の笑いには、権力者のびに似たものがあった。 三島由紀夫『金閣寺』より引用
  • 今までついぞ見たことのなかったびるような表情が浮かんでいた。 有島武郎『生まれ出づる悩み』より引用
  • 影山はびるような笑みを浮かべて、テーブルの上にそっと手をおろした。 竹本健治『匣の中の失楽』より引用
  • と目をすえると、源三郎げんざぶろうびのある微笑を浮かべて、両手をついていた。 海音寺潮五郎『天と地と(二)』より引用
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