委しい

全て 形容詞
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  • 源軍首を得らるゝもの三千余級、白旄地に委して、平軍の意気大に振ふ。 芥川竜之介『木曽義仲論』より引用
  • この不思議な人間をくわしく見てやりたいというような風である。 森鴎外『鴉』より引用
  • こう前置して彼は当時の事情を手に取るように委しく述べ立てた。 甲賀三郎『支倉事件』より引用
  • もちろん委しい事は専門的に述べなくては到底尽すことが出来ません。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • 己は腹の立つのを我慢して、チモフエイの言つた事をくはしく話して聞かせた。 森林太郎『鱷』より引用
  • 凡庸ではあるが、社の内外の人間関係にもっともくわしいのはこの男だった。 小林信彦『夢の砦』より引用
  • 人一代の伝をくわしく残そうとすれば誰人だれを伝しても一部の小冊は得られよう。 長谷川時雨『マダム貞奴』より引用
  • この間から印度の事を大変委しく調べているから、私は妙だと思っていました。 谷崎潤一郎/種村季弘編『美食倶楽部 谷崎潤一郎大正作品集』より引用
  • 家へ帰ってからも、三吉はそうくわしいことを家のものに話して聞かせなかった。 島崎藤村『家』より引用
  • そればかりじゃない、もっと委しく君の素性を知らせてくれという訳なんだ。 谷崎潤一郎/種村季弘編『美食倶楽部 谷崎潤一郎大正作品集』より引用
  • それに好奇心も手伝って、もっと委しい話をきかないわけにはいかなかった。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • おれは腹の立つのを我慢して、チモフェイの言った事を委しく話して聞かせた。 森鴎外訳『諸国物語(下)』より引用
  • さくらは、ちょうどおかあさんのように、子供こどもたちのするままにまかしていました。 小川未明『学校の桜の木』より引用
  • けれどもその書物を見た人からくわしく説明を聞いたのです。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • 聞かれた丑松とてもくわしくは無いが、知っているだけを話したのはこうであった。 島崎藤村『破戒』より引用
  • 今度の手紙には、彼の日常生活の模様がくわしく書いてあった。 夏目漱石『それから』より引用
  • 今度こんどの手紙には、かれの日常生活の模様が委しくいてあつた。 夏目漱石『それから』より引用
  • 書類を鈴木商店に委して置いて管理の出来る筈はない。 城山三郎『鼠 ─鈴木商店焼打ち事件─』より引用
  • 今の学者は内の一方に身をまかして、外の務めを知らざる者多し。 福沢諭吉『学問のすすめ』より引用
  • あるいは身を遊芸に委して、傀儡子・田楽法師の徒となったのもあろう。 喜田貞吉『俗法師考』より引用
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委しい の使われ方