始終頭

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  • 教授の妻という意識が始終頭にあるらしい。 松本清張『事故 別冊黒い画集1』より引用
  • それ以上になると、その金の始末に始終頭を使わねばならないから、つまり金に人が使われることになって、実に不幸になる。 岡本かの子『仏教人生読本』より引用
  • ただ、私がこの年になりますまで、始終頭を悩まさずにはいられなかった問題でございますから、せめてその間の苦しみだけでも先生のような方の御耳に入れて、多少にもせよ私自身の心やりに致したいと思うのでございます。 芥川竜之介『疑惑』より引用
  • また執筆時、鈴木翁二、武田京子、木村みのりの漫画が始終頭にあったという。
  • 会社の仕事や、金儲かねもうけのことが、始終頭にあった。 徳田秋声『爛』より引用
  • 諳誦しながら始終頭を振っていた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • が、酔ってはいてもナオミの事が始終頭の中にあって、寝ようとしても容易に寝つかれず、そのうちに酒がめてしまうと、又しても一つの事をくよくよヽヽヽヽと考える。 谷崎潤一郎『痴人の愛』より引用
  • 低い出入り口に始終頭をぶつけることとか、小さな窓に切り取られた狭い眺めに圧迫されるような感じとか、小さなばかげたことなのである。 ニコル『C・W・ニコルの自然記』より引用
  • 自分が特権階級にはいって見れば、なるほど気持の悪いこともないが、その代りに特権褫奪という恐れが始終頭に浮ぶ。 大杉栄『獄中消息』より引用
  • 始終頭にこびりついて離れないの。 モンゴメリ/神山妙子訳『赤毛のアン』より引用
  • 第一、入学の当初から、五年生の間に「生意気な新入生」として有名になっていた彼は、彼らに鉄拳制裁の口実を与えまいとして、校内では無論のこと、ちょっと散歩に出るのにも、始終頭をつかい、気を張っていなければならなかった。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • 「いえ・・・、何でもありません」 打ち寄せる荒波を始終頭から被っているので、ナシエラの全身はずぶ濡れだった。 深草小夜子『悪魔の皇子 アストロッド・サーガ』より引用
  • 微熱も引かず、始終頭がぼうっとしている。 古橋秀之『ブラッドジャケット』より引用
  • カイテルは、同僚からドイツ語のおべっか使いをもじった「ラカイテル」と呼ばれたり、始終頭を縦に振るおもちゃのロバをさす「ニヒゲゼル」とも呼ばれた。