始終見

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  • その模様を携帯の画面の中で一部始終見ていた行雄たちに、声はなかった。 秋元康『着信アリFinal』より引用
  • 我々の作る映画は要するに始終見てくれる人々に見せるためのものでしかない。 伊丹万作『雑文的雑文』より引用
  • そんな事情を知っているのは、一部始終いちぶしじゅう見ていた祐巳だけかもしれなかった。 今野緒雪『マリア様がみてる 04 ロサ・カニーナ』より引用
  • 心の中では美しい源氏を始終見ていたくてならないのである。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • 肉体の痛みを忘れても、この顔を始終見ていたら、心の痛みは忘れないだろうからね。 ろくごまるに『封仙娘娘追宝録01 天を騒がす落とし物』より引用
  • その後も始終見たことではあるが、囚人等の飯を食うのの早いのは実に驚くほどだ。 大杉栄『獄中記』より引用
  • それを一部始終見ていた上の階に住むトラック運転手のジルが抗議をするも、全く相手にされない。
  • 一度、三人で、その子が店の裏でしゃがんで小便をしているのを一部始終見た事があった。 中上健次『十九歳のジェイコブ』より引用
  • 一人の女を始終見て居るとすると悪く見えて居る所がなくなつてくれゝばいゝがと思ひながら見ては又見るのである。 長塚節『隣室の客』より引用
  • 又私は父の仕事振りは始終見ていたが、父から直接弟子に講義をするような態度で教わったということはない。 高村光太郎『回想録』より引用
  • 耳に印刷機の音を聞き、おまえの顔を始終見て、商売のほうまで指図できたら、元気が出てくる。 松本清張『危険な斜面』より引用
  • それはまるで貞世が始終見ているらしい悪夢の一つよりもさらにはかないものではないか。 有島武郎『或る女』より引用
  • さて、事の経過を一部始終見ていた神々は会議を開き、アルダーが一同に忠告した。 エディングス『ベルガリアード物語1 予言の守護者』より引用
  • それからちょうど二年目だったがある朝小十郎があんまり風が烈しくて木もかきねも倒れたろうと思って外へ出たらひのきのかきねはいつものようにかわりなくその下のところに始終見たことのある赤黒いものが横になっているのでした。 宮沢賢治『なめとこ山の熊』より引用
  • 一部始終見てたよ見てましたよ光源氏ひかるげんじさんの勇姿を。 入間人間『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 02 善意の指針は悪意』より引用
  • それから丁度ちようど二年目だったがある朝小十郎があんまり風がはげしくて木もかきねもたおれたろうと思って外へ出たらひのきのかきねはいつものようにかわりなくその下のところに始終しじゆう見たことのある赤黒いものがよこになっているのでした。 宮沢賢治『風の又三郎』より引用
  • そしてわれわれのすべてが、始終見ているこの変化は、ユースタスが今から始めるマイダス王物語の中で話したどんなことにも劣らず不思議なことなのだ。 三宅幾三郎『ワンダ・ブック——少年・少女のために——』より引用
  • 式は一部始終見ていた。 奈須きのこ『空の境界 (上)』より引用
  • 余り私が始終見ているものですから、しまいには向うから私になずいてきましてね、私のことを小父ちゃん小父ちゃんって云うんです。 豊島与志雄『林檎』より引用
  • 人々がまがったことをしていて神さまの戒めをないがしろにし、そのお裁きをおそれないのを始終見ておりまして、だれが腹をたてずにいられましょうか。 ボッカッチョ/柏熊達生訳『デカメロン(上)』より引用
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始終見 の使われ方