始終考え

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  • 私は前から人を殺す時はこうしたらいゝと思って始終考えていたのです。 谷崎潤一郎/種村季弘編『美食倶楽部 谷崎潤一郎大正作品集』より引用
  • 実はあなたのようになれたら結構だと思って、始終考えてるくらいです。 夏目漱石『虞美人草』より引用
  • 十銭ぐらいで子供の岩波文庫みたいなものが出来るといいと始終考えている。 林芙美子『平凡な女』より引用
  • 実は貴所のようになれたら結構だと思って、始終考えてるくらいです。 夏目漱石『虞美人草』より引用
  • 少くともそうしなければならないと始終しじゅう考えている男なんだ。 夏目漱石『明暗』より引用
  • 演ずべき役割のことを前ほど始終考えなかったからである。 スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(上)』より引用
  • それはやはり元をただせば稲のことなどと関係があって、雨が早く上がってくれないかというようなことを始終考えていた民族の、われわれは子孫なんですね。 大岡信『名句歌ごよみ[恋]』より引用
  • かくえば僕は時代とともに始終考えを変えて行くように聞えるであろうが、時代について用語が異なったりまた重きを置く所もことなるのは至当の事である。 新渡戸稲造『平民道』より引用
  • 「ルクレチウスと科学」の中にも書かれたように、現在の科学の考え方はギリシア時代の思考の形式と殆んど変っていない、もっと他の形式の物理学が成立しても良いはずで、特に全くことなった文化にはぐくまれた日本人にそれが不可能であるとは思えないという風の意味のことを始終考えておられたようである。 中谷宇吉郎『指導者としての寺田先生』より引用
  • 私のいうことは極端になるかもしれませんけれども、私が始終考えておりますのは、教育というものは一生おわらない、ということです。 湯川秀樹『創造的人間』より引用
  • その時にはかねてこの学校でお読みになッた書物あるいはさッきからお話するところの日々に二十分なり三十分なりお読みなさる書物で学んだところの、即ち高尚な思想を応用するということを始終考えておッてからに、即ち此処ここだなと考える。 新渡戸稲造『人格の養成』より引用
  • それにしても、もしこの箱がなかったら、何か始終考えていずにはいられない小さなパンドーラは、今みたいに、箱のことで思わず時間がたってしまうというわけにはとても行かず、退屈で困ったことでしょう。 三宅幾三郎『ワンダ・ブック——少年・少女のために——』より引用
  • その鋒先ほこさきは、ドウいうふうにふせいだらよかろうかということを、始終考えておられるようです。 河口慧海『チベット旅行記(下)』より引用
  • 大学生ラスコルニコフは、自分の学業を終えるために、また母と妹の貧しい生活を補助するために、多少の金を得たいと始終考えている。 豊島与志雄『現代小説展望』より引用
  • ですが僕はこんなに気楽には見えてもあのように終りまで心にかけて、僕のようなものの行末を案じて下すった奥さまに対して、是非ぜひ清い勇ましい人物にならなくッてはならないと、始終考えているんです。 若松賤子『忘れ形見』より引用
  • 塾の盛衰に気揉むような馬鹿はせぬと、腹の底に極端の覚悟を定めて、塾を開た其時から、何時でも此塾を潰して仕舞うと始終考えて居るから、少しも怖いものはない。 伊藤整『太平洋戦争日記(三)』より引用
  • どっちの事も始終考えます。 谷崎潤一郎/種村季弘編『美食倶楽部 谷崎潤一郎大正作品集』より引用