始終私

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  • その少佐の胸のボタンが一つはとれて一つはとれかかっているのが始終私の気にかかった。 寺田寅彦『写生紀行』より引用
  • 上の空で授業を受ける私に腹を立てた彼は、始終私を怒鳴りつけた。 内田春菊『ファザーファッカー』より引用
  • 二人の友人は始終私にそう云ってくれて居た。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
  • だが彼は私を見た最初の瞬間から朝鮮人ではあるまいかと疑いの念を抱きながらも、始終私につきまとっていたではないか。 金史良『光の中に』より引用
  • ちょうど今の私の子供たちが始終私に、テレビばかり見ていないでお勉強しなさいと叱られるのと同じである。 森瑤子『ジンは心を酔わせるの』より引用
  • が、結婚の問題は、ぼんやりながら始終私の頭にありました。 谷譲次『踊る地平線』より引用
  • それで始終私は街から街へ彷徨ほうこうを続けていたのだ。 梶井基次郎『梶井基次郎全一巻』より引用
  • このまま、こういうことばかりしてはいられないという不安が始終私の心をむちうち、そのため人知れぬ苦労をもしたのであった。 高村光雲『幕末維新懐古談』より引用
  • それで始終私は街から街を浮浪しつづけていた。 梶井基次郎『檸檬・城のある町にて』より引用
  • それで始終私は街から街を浮浪し続けていた。 梶井基次郎『檸檬』より引用
  • 庭に境がなく、鶏は始終私の方にも来ていた。 志賀直哉『城の崎にて・小僧の神様』より引用
  • 其の少佐の胸のボタンが一つはとれて一つはとれかゝつて居るのが始終私の氣にかゝつた。 寺田寅彦『写生紀行』より引用
  • 始終私の心を圧えつけていた不吉な塊がそれを握った瞬間からいくらか弛んで来たと見えて、私は街の上で非常に幸福であった。 梶井基次郎『梶井基次郎全一巻』より引用
  • 始終私の心を圧えつけていた不吉な塊がそれを握った瞬間からいくらかゆるんで来たとみえて、私は街の上で非常に幸福であった。 梶井基次郎『檸檬』より引用
  • 始終私の心をおさえつけていた不吉な塊がそれを握った瞬間からいくらかゆるんできたとみえて、私は街の上で非常に幸福であった。 梶井基次郎『檸檬・城のある町にて』より引用
  • 始終私の心をおさへつけてゐた不吉な塊がそれを握つた瞬間からいくらかゆるんで來たと見えて、私は街の上で非常に幸福であつた。 梶井基次郎『檸檬』より引用
  • 東京の者で、私より三つも年上で、癇癪持ちでしてね、始終私をいじめてばかりいました。 豊島与志雄『林檎』より引用
  • 父は始終私の身辺を気遣い、わが身のことは忘れたかのようにいたわってくれました。 高村光雲『幕末維新懐古談』より引用
  • それで始終私はまちから街を浮浪し續けてゐた。 梶井基次郎『檸檬』より引用
  • 底のほうで暗くよどんでいるものは鯉の姿とも気のせいとも解らず、始終私と玉枝の口争いの種になりました。 吉田知子『無明長夜』より引用
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