始終目

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  • 私が始終目を光らせていたからお嬢ちゃんは無事だったんだよ。 今野緒雪『スリピッシュ! 02 ―盤外の遊戯―』より引用
  • こひめは始終目隱しゞゅうめかくしをしてゐて、けれども存分其的ぞんぶんそのまとをばとめをる! 坪内逍遥『ロミオとヂュリエット』より引用
  • こういうのを始終目の前に見せつけられながら、今さら戦争でもあるまい、とも思った。 大杉栄『日本脱出記』より引用
  • 書きもの机に向かい、こそこそした様子で始終目を上げては左右を盗むようにうかがっている。 クリスティ/赤冬子訳『三幕の殺人』より引用
  • 表示窓の、メール受信のマークを始終目で探しているのだ。 奥田英朗『イン・ザ・プール』より引用
  • 俺のこの感情の強いのでは、又向来これから宮のこの死顔が始終目に着いて、一生悲い思を為なければ成らんのだらう。 尾崎紅葉『金色夜叉』より引用
  • 斯うして書く程のことだから夢の気もしてゐないのだが、どうも、彼の顔だけは始終目の先にあるのだが、はつきりとした彼の言葉は、斯う考へて来ると、無い。 牧野信一『西瓜喰ふ人』より引用
  • コリンズ氏はハンスフォード・レーンに向けてたつ門番の詰め所を始終目にしながら歩いてできるだけ早く到着を確認しようとしていたのです。 オースティン/伊吹知勢訳『高慢と偏見(上)』より引用
  • その顔が始終目について気になっていけないので、今度は右向きに横に寐ると、襖にある雲形の模様が天狗てんぐの顔に見える。 正岡子規『ランプの影』より引用
  • 昆虫類は彼が始終目にしているモンシロチョウやクワガタなどもいたが、奇怪としかいいようのない形や大きさ、色調のものもあった。 和田はつ子『虫送り』より引用
  • 長十郎はまだ弱輩で何一つきわだった功績もなかったが、忠利は始終目をかけて側近そばちかく使っていた。 森鴎外『阿部一族』より引用
  • 其顔が始終目について気になつていけないので、今度は右向に横に寐ると、襖にある雲形の模様が天狗の顔に見える。 正岡子規『ラムプの影』より引用
  • スクルージの事務室の戸はあけてあって、むこうの陰気な小さな部屋、ちょっと水槽タンクのようなところで手紙を書き写している書記に、始終目をくばることができるようにしてあった。 ディケンズ/安藤一郎訳『クリスマス・カロル』より引用
  • あの頃みたいに始終目を潤ませて、頬を濡らして、鼻水を垂らしてるお父さんじゃないだけいい。 誉田哲也『武士道シックスティーン』より引用
  • 不思議といえば不思議だが、フィリエルは、博士の弟子をセラフィールドで始終目にしていたころよりも、ルーンがフィリエルのもとを去っていった今になって、彼のちょっとした身ぶりや表情を、驚くほど鮮やかに思い出せるようになった。 荻原規子『西の善き魔女4 世界のかなたの森』より引用