始終出入り

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  • 山代は香村つかさの話で偽作画家が店へ始終出入りしていたことを知った。 井上靖『崖(上)』より引用
  • それらに、雄一郎はこの部屋に始終出入りする、若い娘の影を感じた。 平岩弓枝『旅路(上)』より引用
  • 始終出入りしてますし、選挙の手伝いもしたことがあるんですよ。 豊島与志雄『変る』より引用
  • だが、私はあの家とはお友達の間柄で、始終出入りをしています。 佐藤正彰訳『千一夜物語 02』より引用
  • 大勢が始終出入りをしていたので、関係者に紛れて中の様子を見ることは容易たやすかった。 森博嗣『X 03 タカイ×タカイ』より引用
  • 親族であり、始終出入りしている無影に、使用人も気を許している。 井上祐美子『五王戦国志 外伝 雪花譜』より引用
  • 怪獣を作るスタッフたちのいる特美課には始終出入りして、互いに意見を交換し合っていた。
  • 神尾へはその前後に亘ってお角は始終出入りをしている。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 弘道会という今日では全く反動的な会へ、自分の父親が創設した因縁から始終出入りしていた。 宮本百合子『刻々』より引用
  • こういう会社は訳のわからない人間が始終出入りしていて、いちいち断らずに自分の用事を済ませて出ていくのだろう。 樋口有介『彼女はたぶん魔法を使う』より引用
  • これは長局にも始終出入りしていた女で、添番連中にとっては、顔見知りだから、話はにぎやかであった。 松本清張『かげろう絵図(下)』より引用
  • 江坂アメリカに始終出入りしている品川は、上杉の女の噂や、安田と上杉とが反目し合っていたことなども知っていて、これは淀江には前に教えてあった。 松本清張『空の城』より引用
  • けれども一般の人にとっては、事務所に始終出入りして心をぶっちゃけ合える、「極道らしくない親分」として通っている人物と聞いていたからだ。 家田荘子『極道の妻たち』より引用
  • 引籠っている間も、分部とか山口とかいうその同意の組頭や勤番が始終しょっちゅう出入りしていました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 器物なども、他の同業者間に使はれて居ない様な、新工夫を凝らしたものを、特別に作らせようといふので、その方面の商人が始終出入りして、家の中は何となく活気づいた。 加能作次郎『世の中へ』より引用
  • その間に、「ストアーズ社」に始終出入りしていた沢野ひとしとも知り合う。
  • 伊藤は上目黒の尾崎の家にも始終出入りして、妻の英子に取り入り、娘の楊子からは「伊藤のおじさま」などと呼ばれるようになった。 松本清張『日本の黒い霧(上)』より引用
  • 三百俵小普請組に属していたが、相当な無頼漢で、重政は顔さえ見れば訓戒していたが、これがいつか将監父子と懇意になり、始終出入りするようになった。 海音寺潮五郎『江戸城大奥列伝』より引用
  • 坂井道則は、家族同様に、この家へ始終出入りしているものだから、べつに客あつかいもされず、岸本義一がへび部屋へやのとなりの部屋で、何か一仕事している間、応接間で雑誌を見ながら待っていたといっている。 高木彬光『姿なき女』より引用
  • ところでこの道楽で易など見ているんだと自称するまだ若い卜筮師は、「これは庭先か門口に落したんで、落してから五分以内に、極く近所の始終出入りしている三十がらみの女の手に入っている」というのであった。 犬田卯『錦紗』より引用
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