始終うつむき

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  • 嫌な出来事ばかり延々覚えていて思い出して、始終うつむいているような毎日は終わりにするべきだ! 時雨沢恵一『キノの旅 第09巻』より引用
  • コートをたたんで自分のかたわらに置いたもう一人の女子学生は、始終うつむき加減にきいている。 李成『砧をうつ女』より引用
  • 傍の甘木あまぎという教宣部長は始終うつむいて、ときどき福島の言葉に相槌あいづちを打つようにうなずいていた。 松本清張『絢爛たる流離』より引用
  • 先方ではわたくしに見られたことを覚らないらしく、平気で元気よく話していましたが、わたくしの方ではやはり何だか気味の悪いような心持でしたから、時々にその人の顔をぬすみ見るぐらいのことで、始終うつむき勝に黙っていました。 岡本綺堂『鰻に呪われた男』より引用
  • 怖がって大騒ぎをしたのが馬鹿らしくなるくらい、始終うつむいておどおどしていた。 小川洋子『やさしい訴え』より引用
  • 彼女はおどおどして始終うつむき勝ちであったが、ときどきに床の間に列んだ押入れの方へその落ち着かないひとみを配っているらしいのが、半七の眼についた。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 細面の、無口らしい、始終うつむき加減の、なかなかの美人だった。 横溝正史『呪いの塔』より引用
  • 私は始終うつむき勝ちで、麹町の大通りを横に切れ、弁慶橋を渡って赤坂へさしかかると、ここは花柳界に近いだけに、春着の芸者が往来している。 岡本綺堂『正月の思い出』より引用