始終いらいら

8 の用例 (0.00 秒)
  • しかしその静かなうちには始終いらいらするものがあって、絶えず彼を苦しめた。 夏目漱石『道草』より引用
  • ところが、幸か不幸か私はそれを忘れたために、始終いらいらしていなければならなかった。 横溝正史『刺青された男』より引用
  • モレル夫人は、ポオルが始終いらいらしているのを、積極的に何とかしようと努力し始めた。 ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 中巻』より引用
  • 酒で頭脳あたまただれたようになっている芳太郎は、汽車のなかでも、始終いらいらしていた。 徳田秋声『足迹』より引用
  • くよくよと思いわずらうことから解放されている人は、いままで始終いらいらしていた時とくらべて、その生活がはるかに楽しいものになったことを発見するであろう。 ラッセル/日高一輝訳『幸福の獲得について』より引用
  • 二人はO氏の庭に植えるような草花を見て歩いたが、笹村は始終いらいらしたような心持でいながら、書生をつれたO氏にやはりついて歩いた。 徳田秋声『黴』より引用
  • 子供のことで、ハッキリした事情は分りませんでしたが、父は何でも晩年に及んで、不平と煩悶とのために、始終いらいらした、面白くない余生を送っていたようです。 谷崎潤一郎/種村季弘編『美食倶楽部 谷崎潤一郎大正作品集』より引用
  • 長女としてあまやかされ、わがままに育ったから、肉親に対しては、いつも無口で不機嫌で、殊にガッチリした新子に対してなぞ、始終いらいらしがちで、お互に語り合うようなことがなかった。 菊池寛『貞操問答』より引用