始終

全て 副詞 名詞
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  • 学校を出てからもほとんど家族の一人のごとく始終しじゅうそこへ出入していた。 夏目漱石『行人』より引用
  • もっとも始終しじゅう顔を出す人に、それほど有名な人も勢力家も見えなかった。 夏目漱石『行人』より引用
  • あの始終何かに微笑を送っているような朗然とした眼で頷いたのである。 芥川竜之介『西郷隆盛』より引用
  • 彼は自分を始終脅かしていた物の正体を明瞭に見たような気持ちがした。 横光利一『御身』より引用
  • 同じ宮城きゅうじょうの中といっても、始終そばにいるわけにはいかないんですもの。 荻原規子『西の善き魔女3 薔薇の名前』より引用
  • 私も始終顔を見知っていましたが言葉をわしたことはなかったのです。 国木田独歩『女難』より引用
  • おせいはそれがたたっているのだと始めて始終が見えきったように思った。 有島武郎『星座』より引用
  • 母の雲井くもいかり夫人からもそのことについての手紙も始終寄せられていた。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • そして始終心の中に誰れかを立てておかないと気がすまないのである。 矢田津世子『鴻ノ巣女房』より引用
  • 実はあなたのようになれたら結構だと思って、始終考えてるくらいです。 夏目漱石『虞美人草』より引用
  • そこにまた私の疑いが始終靄しじゅうもやのようにかかって、私の心を苦しめている。 夏目漱石『硝子戸の中』より引用
  • 始終風に吹きさらされているせいか、岩の表面にはこけすら生えていない。 二階堂黎人『奇跡島の不思議』より引用
  • 人の所へ通って行くことは始終心にかけながらもおっくうにばかり思えた。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • 誰もが始終世界の歴史について考えているわけにはいきませんもの。 森本薫『女の一生』より引用
  • 始終走り続けて重いはずの足が、まるで練習のときのように軽く動く。 若月京子『トラブル・トラブル』より引用
  • が、その声は東京へ来ても、始終心にかかっていた男の声に違いなかった。 芥川竜之介『奇怪な再会』より引用
  • 中には、その晩、始終泣き通しにしていた小さい男の児が眠っていた。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • まつりれて友達ともだちのうちへとまつた一分始終いちぶしヾう祖母ばヾはなしてきかせました。 竹久夢二『桜さく島』より引用
  • 私はそれが始終気にかかって、何かで占ってみなければいられないんです。 豊島与志雄『月かげ』より引用
  • その中一軒は美術書専門で始終新らしいものを持つて来てくれる。 土田杏村『私の書斎』より引用
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