妙に生々しい

30 の用例 (0.00 秒)
  • 妙に生々しくて、しかも、そのひびきには、何か金属的なものがあった。 クイーン/石川年訳『シャム双子殺人事件』より引用
  • ただ、後には、白墨はくぼくえがかれた人の形と、かわいた血だけが、みょう生々なまなましい。 赤川次郎『恋愛届を忘れずに』より引用
  • 妙に生々しいものに感じられ、彼はカメラを向けていた。 小堺昭三『カメラマンたちの昭和史(3)』より引用
  • 私が言うと、これがラジオのための会話だということを忘れて、内藤は妙に生々しい声を上げた。 沢木耕太郎『一瞬の夏』より引用
  • 鉛色の肌は、その色にもかかわらず妙に生々しく、まるで今も生きているかのように見えた。 牧野修『だからドロシー帰っておいで』より引用
  • カップに二杯分の血液、というイメージは、妙に生々しくて嫌悪感を誘った。 小野不由美『屍鬼(下)』より引用
  • 一本の角だけが妙に生々しく宙を射していた。 村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 1』より引用
  • 床部分がどうなっているのか定かではないが、布団が二つのべてあるのが妙に生々しい感じを与える。 篠田節子『レクイエム』より引用
  • そんな時に母親の恋愛という現実を見せつけられると、こう言っちゃなんだけど妙に生々しくてかなりイヤなんじゃないのかなあ? 永沢光雄『AV女優(下)』より引用
  • 彼女の喉ぼとけがときおりごくりと上下するのが、妙に生々しい。 日高剛『白昼の凌辱』より引用
  • 英語でこの虫をヘアーワームということを思い出し、それが妙に生々しく全身が総毛立った。 吉村萬壱『ハリガネムシ』より引用
  • だが飯田総合病院の医師だけに妙に生々しく、賛成して飯田に賭ける者が多く出た。 畠中恵『とっても不幸な幸運』より引用
  • プレイルームとは言え、部屋自体は普通のマンションの一室なのだから、それらが妙に生々しい。 永沢光雄『風俗の人たち』より引用
  • それだけを妙に生々しく鮮明に覚えている。 小野不由美『屍鬼(下)』より引用
  • しかし、それにしても、この世界は、わたしがこれまで忍び入ったどんな依頼人の宇宙よりも、妙に生々しい現実感によって支配されていた。 川又千秋『狂走団』より引用
  • 鮫島がそのカップを手にしながら、書類に目を通しているさまが、なぜか妙に生々しく想像されて、美音子は狼狽ろうばいした。 乾くるみ『Jの神話』より引用
  • 死化粧されて、しわだらけの顔が妙に生々しい。 大迫純一『神曲奏界ポリフォニカ ポリ黒01 インスペクター・ブラック』より引用
  • コタツ布団の中に埋もれた枕が、妙に生々しくて、昭三は慌てて階段をおりた。 吉田修一『最後の息子』より引用
  • 背中にびせられる呪詛じゅその言葉が妙に生々しくて怖かった。 井上堅二『バカとテストと召喚獣 6.5』より引用
  • しっかり抱きしめてくる大柄な体のどこも妙に生々しく肉感的で、ぼくはどうしていいか分らずに、真赤になっていた。 胡桃沢耕史『女探偵アガサ奔る』より引用
  • 次へ »