妖しい表情

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  • それにもかかわらず、と風間は女にからまれて困惑と怒りのないまぜになった青い炎の立つような妖しい表情を見せて立っているジョニーを見つめながら考えた。 栗本薫『翼あるもの1』より引用
  • 何時間か前に見たばかりの二十の乳房をもつ女神像の、瞼を開いていながら瞳のない目、見る角度の少しの違いで、限りない慈愛をたたえているようにも、残忍な薄笑いを浮かべているようにも見えた妖しい表情が蘇る。 日野啓三『聖岩 Holy Rock』より引用
  • 鏡、そこに立つ良のうしろ姿、それが鏡の中の自分と額をくっつけて、かすかにほほえむ妖しい表情のクローズ・アップになる。 栗本薫『翼あるもの1』より引用
  • 呆然としている博子のあやしい表情が一変した。 神崎京介『密室事情』より引用
  • タクシーの窓の外を流れる街灯りが、一瞬、青白い顔にうかんだ、なまめかしいと云っていい妖しい表情を鮮やかにいろどった。 栗本薫『翼あるもの3』より引用
  • 薄あかりの中に愛子のあやしい表情が浮かぶ。 阿刀田高『自選恐怖小説集 心の旅路』より引用
  • 良は、目をきつく閉じ、眉根をよせ、わずかに白い歯を見せ、極度の苦痛か、快楽かにおそわれた瞬間、おそらくは、巽のすさまじい肉体に焼きごてのように灼熱する苦痛につらぬかれた瞬間の、あってはならぬ妖しい表情をうかべていた。 栗本薫『翼あるもの2』より引用
  • 恥じらいがせ、あやしい表情になった。 神崎京介『密室事情』より引用