妖しい

全て 形容詞
1,212 の用例 (0.01 秒)
  • 誰がどこからどう見ても、彼は妖しく美しい年増の女性にしか見えない。 片岡義男『七月の水玉』より引用
  • あやしの男の両腕にだらりとたれている女の顔を見て、驚愕きようがくの声が走った。 山田風太郎『八犬傳(上)』より引用
  • もともと強い光を放つ黒いひとみだったが、それにどこかあやしさが加わった。 三浦綾子『銃口』より引用
  • そういう殺し方でないと満足できないような妖しい気持が生れたのでしょう。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
  • 一瞬この世のものとは遠いあやしく美しい光に浸されているようにも見えた。 和田はつ子『虫送り』より引用
  • 人形が生きて動き出しでもしたような印象は美しすぎて妖しくさえあった。 杉本苑子『影の系譜 豊臣家崩壊』より引用
  • そのひとみには、今まで見たこともないようなあやしい揺らめきが宿っていた。 今邑彩『暗黒祭(「蛇神」シリーズ最終巻)』より引用
  • 湖面を縁取っていたあやしい光は消え、湖は本来の姿に戻ったのである。 井上靖『星と祭下』より引用
  • 闇のなかでもその猫のような眼がりんと妖しい光を放っているのが分かった。 山田正紀『闇の太守 御贄衆の巻』より引用
  • この極北の地にはそういう妖しい術を使う魔女が跋扈しておりましてね。 セルバンテス/荻内勝之訳『ペルシーレス(上)』より引用
  • と答えた様子では、本当に周囲の妖しげな気配を確認しにいったものらしい。 菊地秀行『吸血鬼ハンター01 吸血鬼ハンター“D”』より引用
  • すでにこの世のものとは思われない不思議な妖しさに満ちていた。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 幻の声』より引用
  • 矢を抜こうともせず巨人の顔を見つめる眼は、妖しいまでに澄んでいた。 菊地秀行『吸血鬼ハンター05 夢なりし“D”』より引用
  • 宏美の瞳は蝋燭ろうそくの炎を見つめている時のような、あやしい光をたたえていた。 大崎善生『アジアンタムブルー』より引用
  • それは何かあやしげなものでも見たときのようなおどろき方に似ていた。 吉川英治『黒田如水』より引用
  • 彼女はつぶやいた、あのあやしい、しかも颯爽さつそうたる白い姿が眼に浮かんだ。 山田風太郎『自来也忍法帖』より引用
  • だがむろん横にいるわけはなく、ただなにか妖しい雰囲気だけが残っている。 渡辺淳一『ひとひらの雪(下)』より引用
  • 昨晩ぼくが、夢のなかで妖しい都を眺めながら作りあげたものですから。 ラヴクラフト全集2『01 「クトゥルフの呼び声」』より引用
  • 普段の整った顔がたったそれだけのことで、あやしくみだらなものに見える。 神崎京介『密室事情』より引用
  • 親の鼻の先で、両手の指を妖しくふるわせて親を咒文にかけようとする。 坂口安吾『落語・教祖列伝』より引用
  • 次へ »