如何にも

全て 副詞
2,139 の用例 (0.02 秒)
  • また陣十郎は如何にも何でもないことを話しているように見えたのである。 大佛次郎『赤穂浪士(上)』より引用
  • 主人公が如何にも間が抜けているのが、短い咄の中にも十分に語られる。 藤本義一編『古典落語・上方艶ばなし』より引用
  • それがわれわれには如何にも時間の過ぎつつあるといふことを感じさせる。 堀辰雄『プルウスト雑記』より引用
  • あのようなささいな物から、自分たちの運命が如何にも存在されるのだ! モーパッサン・ギ・ド『頸飾り』より引用
  • 陰鬱に雲った空の下を歩いていると、自分の姿が如何にも惨めに思えた。 豊島与志雄『反抗』より引用
  • 如何いかにも妙な話だが、そこまでの時の経過を忘れてしまったのである。 石川欣一『可愛い山』より引用
  • 同時に私だけが居なくなったあとの妻を想像して見ると如何にも不憫ふびんでした。 夏目漱石『こころ』より引用
  • だが如何にも旅へ出たというような感じに打たれずにはいられない。 大佛次郎『赤穂浪士(上)』より引用
  • だが、早歌を見ると、如何にも山及び遠旅の印象が、明らかに出てゐる。 折口信夫『唱導文学』より引用
  • 如何にも何人かの政治家や富豪は善悪の彼岸に立つてゐるかも知れない。 芥川竜之介『僻見』より引用
  • この風態ではお前ら如何にも嫌やであろうから、何処かで飲み直してくれ。 子母沢寛『父子鷹 下巻』より引用
  • 如何いかにも嬉しそうな老人の声で、お吉は狐につままれたような顔をした。 平岩弓枝『御宿かわせみ 09 一両二分の女』より引用
  • 近頃これを用いる人が段々少くなってきたのは如何にも残念に思います。 柳宗悦『手仕事の日本』より引用
  • それは如何にも不細工な出来栄として私の経験の中に刻み込まれていた。 島尾敏雄『出孤島記』より引用
  • 雑器の美など云へば、如何にも奇を衒ふ者のやうにとられるかも知れぬ。 柳宗悦『雑器の美』より引用
  • 如何にも同情するような振りをしつつ、悦びに打ち震えて下さればいい。 岩井志麻子『黒焦げ美人』より引用
  • 眼は半分ほど閉じて、如何にも喰鮫の言葉を聞き流しているというていだ。 西尾維新『真庭語』より引用
  • 次にスリッパの話は君の云うように如何にも彼としては失敗だつた。 浜尾四郎『殺人鬼』より引用
  • その事が如何にも私を油絵に誘惑した最大の原因でもある如く思える。 小出楢重『油絵新技法』より引用
  • 彼は如何にも真剣らしく、上目がちにじっと私の顔を覗き込んできた。 豊島与志雄『月かげ』より引用
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