好い心持

112 の用例 (0.01 秒)
  • この高い石垣や広い建物を見ますと、 余りい心持はいたしません。 森鴎外『ファウスト』より引用
  • ただ好い心持で歩くのですから、どこへどう行くかわかったものではありません。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • さつきも商人が娘の年を二十二になると云つた時、それを聞いて好い心持がした。 森林太郎『パアテル・セルギウス』より引用
  • ことに彼は猫を捨てに行った一人であるだけに、いよいよ好い心持がしなかった。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • こうして歩いているのは好い心持だといわれた事がある。 永井荷風『銀座』より引用
  • 旅に来て路用を失くすることは誰にしても好い心持はしない。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 男等は皆我慢の出来ないほどな好い心持になった。 森鴎外『鴉』より引用
  • 己は旨い所で、お前方の獅子の皮で ぬくもって、好い心持になっている。 森鴎外『ファウスト』より引用
  • 何は無くともこんな好い心持の時にいただくとおいしいものですね。 尾崎紅葉『金色夜叉』より引用
  • こう思った彼はさすがにい心持がしなかった。 夏目漱石『道草』より引用
  • 其信雄がかくの如くにされたのは氏郷に取って好い心持はせず、秀吉の心の冷たさを感じたことであろう。 幸田露伴『蒲生氏郷』より引用
  • 玉ちやんはい心持だと見えて、いつまでも動かずにゐる。 森鴎外『半日』より引用
  • 譬えば海岸へ出て海の水のおだやかで広々した処を見ると誰でも心持こころもちになって海の真中まんなかへ出てみたいような気がします。 村井弦斎『食道楽』より引用
  • 普通妻が、良人の満足を見て自分も好い心持になるという以上のものが、さよにはあった。 宮本百合子『心の河』より引用
  • 己はそれを想像して好い心持がしてゐる。 森林太郎『樺太脱獄記』より引用
  • どうも出立の時から、好い心持はしなかつたらしいのですね。 森林太郎『樺太脱獄記』より引用
  • そうして、 「たまに朝湯へ来ると綺麗きれいで好い心持ですね」と云った。 夏目漱石『彼岸過迄』より引用
  • そいつ等と 毎晩一しょにいるとなると、己の考では、 好い心持ではなさそうだ。 ゲーテ/森鴎外訳『ファウスト(下)』より引用
  • 塩で消毒して掃除したら乗客がどれほど好い心持こころもちになりましょう。 村井弦斎『食道楽』より引用
  • 散歩に出るひまがあるなら、手紙の代りに自分で足を運んでくれたらよさそうなものだと思うと余り好い心持でもなかった。 夏目漱石『門』より引用
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好い心持 の使われ方