好い加減

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  • 彼は自分で詩を作る場合にも、決して好い加減のでたらめを書いては居ないのである。 河上肇『放翁鑑賞』より引用
  • やがて、もう好い加減にしてくれと思った頃、カラスの声は聞こえなくなった。 乃南アサ『冷たい誘惑』より引用
  • そうしたらあの人が又好い加減の事を言って、わたしを騙してしまっただろう。 森鴎外『雁』より引用
  • 自分にも分らない好い加減の事を言っているんだ。 ホーフマンスタール・フーゴー・フォン『チチアンの死』より引用
  • 比田のいう事もやっぱり好い加減の範囲を脱し得ないうわ調子ちょうしのものには相違なかった。 夏目漱石『道草』より引用
  • 馬鹿な真似は好い加減にして、一日も早く水車小屋の車が廻り出すよう、資金を運用せよ! 牧野信一『附「歌へる日まで」』より引用
  • お延はとうとう好い加減にして切り上げなければならなかった。 夏目漱石『明暗』より引用
  • もう好い加減に帰ってくれと云いたくなった。 夏目漱石『明暗』より引用
  • 好い加減をいうとすぐあとから実行をせまられそうな様子なので、津田は生返事なまへんじをしたなり話をほかへそらした。 夏目漱石『明暗』より引用
  • 自分が希望を持って努力すれば、丁度好い加減の処で、がらがらと崩して絶望させてくれるだろう。 宮本百合子『渋谷家の始祖』より引用
  • 好い加減の嘘をついて、そこに十日ほども忍んでいたが、いつまでその厄介になっているわけにも行かないので、彼は幾らかの路銀を借りてふたたび江戸へ帰って来た。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 前の琵琶法師の語った事が、跡方あとかたもない嘘だと云う事は、この有王が生きているのでも、おわかりになるかと思いますが、後の琵琶法師の語った事も、やはりい加減の出たらめなのです。 芥川竜之介『俊寛』より引用
  • 好い加減にやって呉れという許しを、若殿は其方から得られたと思い込まれたのじゃ。 バルザック/小西茂也訳『風流滑稽譚(第三輯)』より引用
  • い加減にはさせられそうもない。 森鴎外『ファウスト』より引用
  • 好い加減にして内へ這入ったらうです。 岡本綺堂『人狼』より引用
  • 加減かげん人を莫迦ばかにしているじゃないの? 芥川竜之介『文放古』より引用
  • 倭建はもうい加減にせよ、といいたかったが、七掬脛の口を閉ざせば皆が興醒きようざめする。 黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 6 終焉の巻』より引用
  • きのうは浅草の盛り場へ行ったとか、きょうは本郷の屋敷町をまわったとか、屋敷の方へは好い加減の報告をして、彼等はどこかで毎日寝転んで遊んでいた。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 或時、一人の学生が芝浦の料理屋から教室で講義をしている私のところへ、車夫に手紙を持たせて、講義なぞは好い加減にして早く飲みに来いといってよこした。 小山内薫『芝、麻布』より引用
  • もう好い加減にしておつもりにしましょう。 蒲原有明『夢は呼び交す』より引用
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好い加減 の使われ方