好いもの

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  • 併しその中でどれ一つ十分の根拠を有してゐると認めて好いものは無い。 森林太郎『十三時』より引用
  • 何の料理でもその材料が適当しなければいものがかえって悪くなります。 村井弦斎『食道楽』より引用
  • そして鼻頭かたれて歩くことも思ったより気持の好いものであると考えた。 木暮理太郎『黒部川奥の山旅』より引用
  • アルコールで消毒はされるかもしれないがあまり気持の好いものではない。 寺田寅彦『新年雑俎』より引用
  • 好い材料が沢山あつたのに、好いものを書かしてやりたうございましたわ。 徳田秋声『和解』より引用
  • やっぱり好いものは、置くところへ置いてみないとダメなもんだな。 安岡章太郎『犬をえらばば』より引用
  • 好いものがあったけれ共マッツや何かがよくないので下品な感じを与えた。 宮本百合子『日記』より引用
  • 精霊の気が己を囲繞いにょうしていたこの室で、 あんな人間の声が響いて好いものか。 森鴎外『ファウスト』より引用
  • 大島紬おおしまつむぎそろった物やお召や夏の上布じょうふの好いものなどを数々持っていた。 近松秋江『黒髪』より引用
  • 自分の姉や兄と疎遠になるという変な事実は、彼に取っても余り気持のいものではなかった。 夏目漱石『道草』より引用
  • 好いものは、安易と満足と苦痛の休止をもたらすすべてのものを代表する。 ロンドン/山本政喜訳『白い牙』より引用
  • しかし同時に私は自分の内に好いものをも認める。 和辻哲郎『「ゼエレン・キェルケゴオル」序』より引用
  • 何といって好いものか、多分それを暗示とでもいうのだろう。 蒲原有明『夢は呼び交す』より引用
  • さう云ふ譯であるから莊園と云ふものは大變都合の好いものである。 竹越与三郎『日本の真の姿』より引用
  • が、その結果は必ずしも、彼が希望していたような、都合つごういものではなさそうだった。 芥川竜之介『奇怪な再会』より引用
  • これから多くの集合の力で、計画してこれをもっと好いものに改めることにしなければならぬ。 柳田国男『野草雑記・野鳥雑記』より引用
  • いや彼の女程に純真な処女が又とあって好いものだろうか。 松永延造『職工と微笑』より引用
  • 因循して旧を守っていて好いものか、それとも破壊してまでも急進すべきものであろうか。 蒲原有明『夢は呼び交す』より引用
  • ただ頼まれたから頼まれたなりに事を運べば好いものと心得ている。 夏目漱石『虞美人草』より引用
  • 大抵は鴨位の者であろうが、白いのだけは流石にもっと好いものらしく見える。 宮本百合子『農村』より引用
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