好いか分から

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  • こうしてゆっくり考えて見てさえ、なんと云っていか分からないのだもの。 森鴎外『雁』より引用
  • しかしそれは何と返事をして好いか分からないからであった。 森鴎外『罪人』より引用
  • 自分がどうしていか分からなくなった時に、そんな事を気霽きばらしにするのだ。 森鴎外『ファウスト』より引用
  • 生れてから演説といふものをしたことがないので、なんと云つて好いか分からない。 森林太郎『板ばさみ』より引用
  • それほど初枝は彼の前でどうして好いか分からないような不安な眼つきをし、顔を薄赤らめていた。 堀辰雄『菜穂子』より引用
  • しかしこん度程どうして好いか分からないことはないのです。 森鴎外『ファウスト』より引用
  • 「わたくしは」と続けたが、さあ、跡をなんと云つて好いか分からなくなつた。 森林太郎『板ばさみ』より引用
  • とうとうあの方が入らしったのだろうと思うと、私はますます一人でもってどうしたら好いか分からなくなってしまった。 堀辰雄『かげろうの日記』より引用
  • この人は小説家というものに就いては、これまで少しも考えて見た事がないので、何と云っていか分からなかったらしい。 森鴎外『青年』より引用
  • 純一はなんと云っていか分からないので、黙っていた。 森鴎外『青年』より引用
  • メフィストフェレスもうどいつの言う事を聞いて好いか分からない。 森鴎外『ファウスト』より引用
  • 唯何と云っていか分からなかったのだ。 森鴎外『雁』より引用
  • チルナウエルの身になっては、どうして好いか分からない。 森鴎外『世界漫遊』より引用
  • 牧師さんが神様にお祈をして上げようと思つたつて、本当の名を知らないから、なんと云つて好いか分からない。 森林太郎『樺太脱獄記』より引用
  • 信者でもなんでもない私は、どうして好いか分からず、唯、音を立てないようにして、一番後ろの方にあったわらで出来た椅子にそのままそっと腰を下ろした。 堀辰雄『風立ちぬ』より引用
  • ソロドフニコフは何と云つて好いか分からなくなつた。 森林太郎『死』より引用
  • ところが、小屋の持主は、細君がまるで相手にしないので、自分も一しよになつて笑つて好いか、それとも真面目でゐるが好いか分からなかつた。 森林太郎『鱷』より引用
  • どの俵に手を着けて好いか分からない。 森鴎外『護持院原の敵討』より引用
  • これは抽斎の本領を道破したもので、考証なしには六経に通ずることが出来ず、六経に通ずることが出来なくては、何にって修養していか分からぬことになるというのである。 森鴎外『渋江抽斎』より引用