女官の中

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  • 輿の女官の中に、一人、目のさめるように美しい上臈が交っていた。 柴田錬三郎『われら九人の戦鬼 (中)』より引用
  • 今やミーコは女官の中でも特別な地位を占めている。 池上永一『シャングリ・ラ 上』より引用
  • いままで以上にきつい監視のもとにあることを思うと、王妃はひそかに、だれとははっきり言えないが、女官の中のだれかが自分を裏切っているように思えてならなかった。 アレクサンドル・デュマ/江口清訳『三銃士(上)』より引用
  • 後にあれほど英雄的帝王となられた天資の方ではあるが、柔弱な公家さん方と女官の中でだけ成長されたのであってみれば、ぜひないことであったろう。 海音寺潮五郎『史談と史論(上)』より引用
  • 更に低いもので見れば、采女であつた女官の中から、女房なる神事以外の奉仕者が現れて来、聖職に与る者は、其下に置かれる様になつた。 折口信夫『日本文学の発生』より引用
  • 思戸の担当する「おせんみこちゃ拝礼供之勢頭部はいれいとものせどべ」は女官の中でも格別の地位である。 池上永一『テンペスト2 花風の巻』より引用
  • 丹波大介や、杉谷のお婆にいわせれば、そのつきそいの家来や女官の中に、ということになるのだ。 池波正太郎『火の国の城 上』より引用
  • 女官の中、皇后の次に位し、巫女では最高級の聞得大君チフイヂンは、昔は王家の処女を用ゐて、位置は皇后よりも高かつたのを、霊元院の寛文七年に当る年、席順を換へたのである。 折口信夫『琉球の宗教』より引用
  • 鳥羽院とばいんの御所につかえる女官の中で、美人のほまれ高い菖蒲あやめまえに、頼政はかねてゾッコンほれこみ、ふみでくどきにくどいたが反応がない。 暉峻康隆『日本人の笑い』より引用
  • また、北畠顕家が死に臨んで書き上げた諫奏文においても、「女官の中に、私利私欲により国政を乱すものがいる」と名指しこそしていないものの、廉子を重用する後醍醐天皇を暗に非難している部分がある。