女々しいもの

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  • 思想とか革命とか、前衛芸術とか、そういうものの方が雄々しいもので、趣味なんて女々しいものだと思っていたのだ。 赤瀬川原平『老人力 全一冊』より引用
  • こうなると男というものは、案外女々しいものだ。 森瑤子『デザートはあなた』より引用
  • 髪の毛がもう少し多くなりさえすれば、女の子にモテたり結婚できると本気で信じている感覚は、礼子には耐えがたいほど女々しいものに思えた。 林真理子『最終便に間に合えば』より引用
  • 阿部は、合気道が、その根本を忘れた女々しいもの、かつて自分が植芝盛平の下で学んだ武道とは異なるものとなった、と感じていた。
  • だから、われわれ日本の男性には、外国において、外人亭主のサービスが、一種キザな女々しいもののように眼にうつるのは当然のことでありましょう。 遠藤周作『ぐうたら愛情学』より引用
  • そんなものが頭に浮んでくると、少年は男の子であり学生である自分にとって恥ずかしい、女々めめしいものとして、追いはらうように努めていた。 トルストイ/木村浩訳『アンナ・カレーニナ』より引用
  • こういう無慈悲な考えにすっかり夢中になってしまって、ようやく彼が聞いてやるほんのわずかばかりのこの二人の夫人のねんごろな言葉も、彼には無意味な、馬鹿げた、柔弱な、要するに女々しいヽヽヽヽものと思われて不愉快だった。 スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(上)』より引用
  • 熱血スポーツマンタイプに見えるけど、ああいう人に限って中身は案外女々しいものだし、それに、彼は馬鹿ばかじゃないから。 乃南アサ『ヴァンサンカンまでに』より引用
  • ジョオは、やさしい母の胸に顔を埋め、悲しみも怒りも流すほど泣きたい気がしたのだが、涙は女々めめしいものだと思ったし、第一、まだ受けた傷の痛みがひどく、ほんとうにゆるせる気持ちになれなかったので、パチパチ目をしばたき涙をはじきとばすと、首を振って、わざとエイミーに聞かせるように、あらっぽく言った。 オルコット/恩地三保子訳『若草物語』より引用