女々しいこと

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  • しかし、そんな女々しいことを書くために私はペンを取ったのではありません。 宮本輝『錦繍』より引用
  • 腰抜けの海軍どもがいつまでも女々しいことをいっているのが許せなくなってきた。 半藤一利『ノモンハンの夏』より引用
  • 自分の家へ逃げ込むのは女々しいことだとされていたが、背に腹はかえられなかった。 水木しげる『ねぼけ人生』より引用
  • 女々しいことですが、わたくしは前の本性院様の側仕えの八重と申す女に捨てられた男でございます。 久生十蘭『顎十郎捕物帳』より引用
  • そんな女々めめしいことは、常陸平氏の頭領となった彼としては、ぜったいにしてはならない。 海音寺潮五郎『平将門 中巻』より引用
  • キャラコさんは女々めめしいことはきらいだから、宿のひとたちにもいいわけがましいことはひと言もいわないが、かなり肩身の狭い思いをして暮らしている。 久生十蘭『キャラコさん』より引用
  • 吸わせるのは能動的で男らしいことだからよいが、吸うのは受動的で女々しいことであるからよくないと見なされたのである。 鹿島茂『オール・アバウト・セックス』より引用
  • それは男の子にあるまじき女々めめしいことだったかもしれないが、どうしようもなかったのだし、ローリーがこうあったことを、わたくしはうれしく思うのだ。 オルコット/恩地三保子訳『若草物語』より引用
  • 鈴蘭はあの玉田という男のことが昔から本気で好きで、自分はいっときの気まぐれだったのではないか、というようなどうにも女々めめしいことばかりが頭の中に渦巻いた。 田中哲弥『大久保町は燃えているか』より引用
  • だが、何と悲しむべきことだ、父親たちの精神は死んでしまった、そしてわれわれは母親の精神に支配されてしまっている、束縛と、われわれの忍従とは、われわれが女々めめしいことをよく示している。 シェイクスピア/大山敏子訳『ジュリアス・シーザー』より引用
  • それは女々しいことだぞ。 海音寺潮五郎『平将門 中巻』より引用
  • 旧友の胸に身をなげかけ、せきあえぬ涙を拭いてもらうという、女々しいことはしないのである。 田辺聖子『源氏紙風船』より引用
  • 夫がどんな女々めめしいことを書いてくるであろうかと思いながら封を開けてみると、案に相違して、あっさりと離婚をみとめてくれたばかりでなく、淡々とした筆致で、妻であった女の多幸を祈るむねが書き添えられていた。 鮎川哲也『朱の絶筆』より引用
  • しかし、「正しい戦争のやり方」の存在する時代に、妥協というものは屈辱的で女々しいことだった。 橋本治『二十世紀(上)』より引用
  • そして、出されたものを「おいしい」と言って食べてやるのが男の甲斐性かいしようであり、たかだか味ごときものに頓着してああだこうだとごたくを並べるのは女々しいことだと思う。 つかこうへい『傷つくことだけ上手になって』より引用
  • このおよんで女々めめしいことだ。 鈴木大輔『ご愁傷さまニノ宮くん 06』より引用
  • しかし、この勇士たちは女々めめしいことが大嫌いだから、関さんは、涙をかくして、やはり威張った様子をして、大声で命令した。 平田晋策『昭和遊撃隊』より引用
  • そんな女々めめしいことで、一芸に生きられるか。 川端康成『伊豆の踊子・禽獣』より引用
  • それというのが、当時は、昔流のヒロイズムが盛んで、非常に偽善的で、から威張りで、女々めめしいことが大禁物だった。 江戸川乱歩/紀田順一郎編『江戸川乱歩随筆選』より引用
  • 軍人勅諭と忠君愛国精神を骨の髄まで吹き込まれた軍人として、出撃に当たって生還を期すのは女々しいこととされた。 森村誠一『ミッドウェイ』より引用