奥方

全て 名詞
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  • 怒りを含んだ微笑のようなものが、かすかに奥方の顔にあらわれ始める。 ディケンズ/青木雄造・小池滋訳『荒涼館(2)』より引用
  • さっき私が口に含んで皿に置いた種の数を、奥方様はご存じでしょうか? 田辺青蛙『生き屏風』より引用
  • 揺れた車の上で奥方が声を出すと、震えて奇妙な反響を伴って聞こえた。 田辺青蛙『生き屏風』より引用
  • あなたに好意的な者でさえ、奥方にはあまりよい感情をもっていません。 エディングス『マロリオン物語01 西方の守護者』より引用
  • 奥方はびっくりして、またご自分の住居すまいへと歩みを運んでお帰りだった。 ホメロス/呉茂一訳『オデュッセイア(上)』より引用
  • 導かれたのは美事な大鏡の前で、その中に奥方は信じられぬものを見た。 中井英夫『とらんぷ譚』より引用
  • 現代の奥方が車に乗るときのように、玄関まで歩いて出て乗るのではない。 稲垣史生『考証[大奥]』より引用
  • 奥方はじっとテーブルを見つめていたが、目を上げると、弁護士を見る。 ディケンズ/青木雄造・小池滋訳『荒涼館(3)』より引用
  • 万一のことがあっては奥方おくがたにも危険がおよぶということは考えなかった。 海音寺潮五郎『天と地と(三)』より引用
  • 酌をしていた奥方が、心から感心したように平馬の顔を見てうなずいた。 夢野久作『斬られたさに』より引用
  • 三階は信長と奥方の生活する部屋、さらに黄金の茶座敷が設けられていた。 阿刀田高『幻の舟』より引用
  • その言葉にどんな偶然の意味があるにせよ、奥方には何の意図もなかった。 キャロル/柳瀬尚紀訳『シルヴィーとブルーノ』より引用
  • わがフランス人の友が階段の上から奥方さまを見ていたのでしょう。 ディケンズ/青木雄造・小池滋訳『荒涼館(4)』より引用
  • ところで、奥方様、その男が死にましたあとで奇妙なことが起りました。 ディケンズ/青木雄造・小池滋訳『荒涼館(2)』より引用
  • すると奥方様は彼女に向かい、百までの数字を書いてごらんと云われた。 国枝史郎『仇討姉妹笠』より引用
  • つまりはそれほどに、奥方の深い信頼をうけていることをさしたのであろう。 池波正太郎『剣客商売 01』より引用
  • ここしばらくの間は、奥方さま、秘密を守っていただかねばなりません。 ディケンズ/青木雄造・小池滋訳『荒涼館(3)』より引用
  • 奥方はそれに答えもせずに、内側のドアのところに歩み寄って手をかける。 ディケンズ/青木雄造・小池滋訳『荒涼館(3)』より引用
  • 彼女がそれの上に屈み込んでいるさまを、奥方さまは黙って見つめている。 ディケンズ/青木雄造・小池滋訳『荒涼館(3)』より引用
  • 目鏡にうつって拡大された奥方の顔は、まことに不機嫌そのものに見える。 大佛次郎『赤穂浪士(上)』より引用
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