太平楽

全て 名詞
151 の用例 (0.01 秒)
  • しかし若い人間にとって希望を失った太平楽ぐらい味気ないものはない。 坂口安吾『明日は天気になれ』より引用
  • あなたが墓の下で太平楽でいる間私は地獄の苦しみにもだえるんだ。 エミリー・ブロンテ/大和資雄訳『嵐が丘』より引用
  • 彼は大変おちつきはらって、まったくもって太平楽に食事をしていた。 ヴェルヌ/大久保和郎訳『グラント船長の子供たち(下) 地の果ての燈台』より引用
  • 恋愛だの結婚だのという太平楽なものと戦争状態の立場になってしまったという現実をさ。 坂口安吾『街はふるさと』より引用
  • うちにいて親父おやじの古洋服でも着て太平楽を並べているほうがいいかもしれない。 夏目漱石『虞美人草』より引用
  • 何を太平楽を言うかと言わんばかりに、父は憎々しく皮肉を言った。 有島武郎『親子』より引用
  • うちにいて親父おやじの古洋服でも着て太平楽を並べている方が好いかも知れない。 夏目漱石『虞美人草』より引用
  • つまり忠臣をい出して奸臣かんしんを取り巻きにして、太平楽を歌った訳だね。 夢野久作『ドグラ・マグラ』より引用
  • 太平楽みたいに見える男だが、屈折したものがあるのだな、と辰夫は思った。 小林信彦『夢の砦』より引用
  • おめえたちがそう思ってるから世の中は太平楽だ。 松本清張『無宿人別帳』より引用
  • 彼らとてもいやおうなしにこの太平楽の雰囲気から彼らの分け前を吸収する。 ボードレール/村上菊一郎訳『パリの憂鬱』より引用
  • ついでに、自殺した妃殿下の太平楽な寝姿も見てやってくれ。 坂口安吾『街はふるさと』より引用
  • けれども腹の中はけっして主人のように太平楽たいへいらくには行かなかった。 夏目漱石『門』より引用
  • つまり忠臣をい出して奸臣かんしんを取り巻きにして、太平楽を歌ったわけだね。 夢野久作『ドグラ・マグラ』より引用
  • この夜もまた、恋の勝利者だの、賭博の勝利者だのが集まって、太平楽たいへいらくを並べている。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • どうやら頭上では太平楽な若者がカー・セックスの真最中らしい。 東郷隆『(定吉七番シリーズ 1) 定吉七は丁稚の番号』より引用
  • 仲間を売って自分だけは太平楽を決めていたんだが、どうやら昔の仲間にみつかって殺されたらしい。 平岩弓枝『御宿かわせみ 27 横浜慕情』より引用
  • 家に帰って太平楽な家族の顔を眺めると、奇妙な感覚を覚える。 沢木冬吾『償いの椅子』より引用
  • 太平楽たいへいらくな顔で眠りこけている仲間たちを見ると、業腹ごうはらでたまらなくなってきた。 杉本苑子『続今昔物語ふぁんたじあ』より引用
  • 主人は太平楽なごたくをならべて、歩き出そうとしたが、ふと目をおれたちが運搬中うんぱんちゆうだった犬舎の上に止めた。 井上ひさし『ドン松五郎の生活』より引用
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