太平スーパー

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  • 廊下の向うから太平スーパーの社長が、せかせかとした足取りで、やって来る。 山崎豊子『華麗なる一族 上』より引用
  • 太平スーパーにとって、乗るかるかの事態だけに、絶対に本音は吐けない。 山崎豊子『華麗なる一族 上』より引用
  • 太平スーパーの社長の声で、速水がおしなだめている気配がした。 山崎豊子『華麗なる一族 上』より引用
  • 一体、この太平スーパーを誰の会社と思うてるのや、わしの一生をかけて、ここまでにしたんや、あんたらが、勝手にことを決める権利がどこにあるのや! 山崎豊子『華麗なる一族 上』より引用
  • 一息つく間もなく調査員が云うと、ずっとたち合っている太平スーパーの専務と経理課長は、三十冊近い帳簿を机の上に積み上げた。 山崎豊子『華麗なる一族 上』より引用
  • 銀平は、太平スーパーの資金繰表しきんぐりひようと貸出関係のファイルを持って、渋野常務の部屋へ向った。 山崎豊子『華麗なる一族 上』より引用
  • たまたま太平スーパーの太平社長が、大阪の繊維問屋街の丼池どぶいけ丁稚でつち奉公から身を起した立志伝中の人物であることが地元新聞などを通してよく知られ、それが庶民にうけて、わずか十年で阪神間では五指に数えられるスーパー・ストアになったのだった。 山崎豊子『華麗なる一族 上』より引用
  • 太平スーパーの本店は、阪神電車の西宮東口の駅前にある。 山崎豊子『華麗なる一族 上』より引用
  • 早速、明日にも太平スーパーの経理を緊急調査するように渋野常務に進言しておきながら、銀行を出るなり、太平スーパーのことなど、銀平の念頭にはなかった。 山崎豊子『華麗なる一族 上』より引用
  • 主力銀行の阪神銀行が手を引けば、さし当って二月二十日払いの二億の支払手形が不渡りになり、太平スーパーは倒産することになる。 山崎豊子『華麗なる一族 上』より引用
  • 年利に換算すると二割五分、阪神銀行が太平スーパーに貸している金利は七分七厘りんであるから、太平スーパーの金繰りの窮迫ぶりは手にとるようにうかがえた。 山崎豊子『華麗なる一族 上』より引用
  • 太平スーパーは、資本金二億、支店九店、年商九十億を計上する衣料中心のスーパー・ストアで、本店は、大阪と神戸の中間に位置する西宮にあったが、七年前から本店貸付二課と取引をはじめ、阪神銀行がメイン・バンクであった。 山崎豊子『華麗なる一族 上』より引用
  • 阪神銀行本店の調査部員二人と、営業部貸付課長の万俵銀平で、昨日の二億の手形駈込みで、急遽きゆうきよ、太平スーパーの経理を特別調査しに来たのだ。 山崎豊子『華麗なる一族 上』より引用
  • 応接用の安楽椅子ソファに、太平スーパーの太平社長と、経理担当の専務が肩を落して坐っており、渋野常務は、渋面で、二人に向い合っていた。 山崎豊子『華麗なる一族 上』より引用
  • これまでの貸金が十億近くあるだけに、銀平は、営業部長と融資部長とに相談したかったが、あいにく昨日から東京出張で不在だったため、融資担当重役の渋野常務へ直接、上申し、急遽きゆうきよ、二時から渋野常務を交えて、太平スーパーの今後の融資方針を、話し合うことになっていたのだった。 山崎豊子『華麗なる一族 上』より引用
  • 鉄平の脳裡に、太平たいへいスーパーを冷酷極まりないやり方でつぶし、流通部門を持っていない万俵商事に吸収してしまった銀平のやり口が思いうかび、眼の前のダンディな銀平が老獪ろうかい冷徹な銀行家の父と重なった。 山崎豊子『華麗なる一族 中』より引用
  • 間口十間の太平スーパーの店先には、オーバーや肌着や靴下から、牛肉、野菜、歯ブラシに至るまで、特価の目玉商品を書き出した派手なチラシがり出されて、特価デーの客寄せの雰囲気を盛り上げていたが、まだ朝のせいもあってか、買物する主婦たちの入りは意外に少ない。 山崎豊子『華麗なる一族 上』より引用
  • 経理担当の大亀専務、総務担当の小松専務に次いで、業務担当の荒武常務が万国博会場の建設用地となる茨木いばらき、千里地域の土地買収金をめぐる預金獲得についての報告を終えると、融資担当の渋野常務が目下、問題になっている太平スーパーの融資について、説明をはじめた。 山崎豊子『華麗なる一族 上』より引用