天衣無縫

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  • 大名の息女に生まれ、大名の妻となったおん方は、すべてかくも天衣無縫なのであろうか。 山田風太郎『忍法帖4 忍法八犬伝』より引用
  • その一方で「やっほー」があいさつ代わりの天衣無縫な振る舞いでも知られていた。
  • 白痴のせいではなく、その挑発ちようはつぶりがあまりにも露骨ろこつで、天衣無縫てんいむほうで。 山田風太郎『秘戯書争奪』より引用
  • のみならず、近藤には天衣無縫てんいむほうな一面があり、他の者のようにビクビクするところがない。 遠藤周作『ぐうたら交友録』より引用
  • 早速、これを映画化した右太衛門は、この天衣無縫の主人公について、次のように語っている。
  • てなことをいっている十一歳を見ていると、どうなることかと思うのだが、私など足元にも及ばなかった天衣無縫てんいむほうな自由さに、異星人を見る思いなのである。 加東康一『岳史よ、生命あるかぎり』より引用
  • 彼の顔立ちは夢想し科学する人の相であって、世に知られているとおり、空間と時間と運動に関するこの人の天衣無縫の夢は次々と実現され、科学的事実の新しい基礎となってきたのである。 ダイン/鈴木幸夫訳『僧正(ビショップ)殺人事件』より引用
  • 彼もまたおかねの天衣無縫の痴態にいためぬかれたのである。 山田風太郎『警視庁草紙(下)』より引用
  • 殊に古典の大作は天衣無縫でなんらの規矩きくとらわれているふうがない。 吉川英治『随筆 新平家』より引用
  • 子供のような〈天衣無縫〉な性格をもっていた井深だった。 中川靖造『創造の人生 井深大』より引用
  • 真の完成品とは即ち画面にいささかの作為も見られず、すこしの渋滞を止めないに至って初めて言い得ることであって、これこそ即ち天衣無縫の境地であるに外ならない。 藤島武二『画室の言葉』より引用
  • しかし純真な花散里が天衣無縫にいい放つ言葉には毒がなくて、人を傷つけるものではない。 田辺聖子『源氏紙風船』より引用
  • 弟子思いの人情家で知られたが、天衣無縫で不器用な性格から自分を表現するのが上手くなく、周囲の理解を得られないことが多かった。
  • 男振りも男振りだが、わたしはあの男の天衣無縫ぶりに大きな魅力をかんじるんですよ。 横溝正史『魔女の暦』より引用
  • 岡村は天衣無縫の好漢でその奇行で海軍内でも有名だった。
  • 定められた、天衣無縫てんいむほうの死をとげるために、まるで、祖母の死を待ちかねていた様子だった。 リルケ/星野慎一訳『マルテの手記』より引用
  • 近来若い人達の間にしきりに天衣無縫という言葉が安直に取扱われているようだが、その実どうかと思われる場合が多いのはどんなものであろう。 藤島武二『画室の言葉』より引用
  • それは、その天衣無縫の性格と神変自在の画技と、自分の仕事に対する純粋な没入性であった。 山田風太郎『八犬傳(上)』より引用
  • おかねはまさに天衣無縫であった。 山田風太郎『警視庁草紙(下)』より引用
  • けげんな表情ながら、この主人の天衣無縫てんいむほう、傍若無人ぶりにはよく経験があるとみえて、武士はその女六部のそばへ近づいた。 山田風太郎『銀河忍法帖』より引用
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天衣無縫 の使われ方