大言壮語
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名詞
321 の例文
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まとまった金が入ることもあるが、たいていは弁舌で相手を煙に巻いて借りてきた金で、たちまち国事に使ってしまう。しかし、大言壮語するだけのタイプでなく、人間的な魅力も持っていた。
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華岡直道は、それから半年後に逝った。大言壮語して村人を辟易させていた男には似合わない静かな死であった。雲平の帰りを待ちわびていて、期待通りに成長した息子を認めると、消えて行くことにもう何の未練も残らなかったのだろう。
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「ついでに申しあげておけば、弓も剣も槍も、たいていの人間よりはうまく使います」 万騎長サームがわずかに眉をしかめ、ガルシャースフがあざけるように低い笑声をもらした。勇猛なふたりの戦士を前にして、これは大言壮語というべきであった。
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シシーニアス 特に傲慢といふ奴をね。ブルータス 大言壮語といふ事に掛けては、誰もあの男にはかなはない。メニーニアス これは不思議だ。
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あなたは言葉通り、私と同じにならないように断固としてやってほしい。もし、そうでないと、私はあなたの大言壮語を一層非難するであろう。
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この程度の傷は、海赤子には蚊に刺されたようなものでしかありません。ただ、自分の大言壮語を破られたような気がして、彼は怒ったのです。あわてた濡れ女は、やみくもに鉤爪をふりまわしました。
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「幸運を祈っててくれ」剣を上げると騎士はそう言った。それ以外、どんなことを言っても大言壮語にしかならなかったろう。両腕を伸ばし、緑の炎に取り巻かれたアザシュの顔に向かって水平に剣を構える。
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彼女は彼の言葉を真面目に取らなかった。そしてそこに、兄の口から聞き慣れてるのと同じような大言壮語があると思った。彼女の兄は時々、途方もない荘厳な決心を言明しながら、それを実行しないようによく用心していたのである。
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僕の記憶に誤りがなければ、君はちょっとこんなことを大言壮語したからね。犯罪の性質と条件とさえわかれば、相手が足跡を残そうと残すまいと、かならず僕を犯人の所につれていってくれるとね。
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そのためには出典を明記する必要があるほか、関係者以外でも理解出来るよう中立的な観点に配慮しつつ、独自研究を排除した記述を行う必要があります。さらに記事の対象となる教育機関関係者が記述すると大言壮語になりがちです。ウィキペディアは学校案内ではありません。
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ここではもはや事物は現実的な・着実な・説明を期待することが出来なくなる。それは一歩誤れば空疎な言説・科学上の徒らな大言壮語・に堕ちて行く。ナポレオンがド・トラシを指して「イデオローグの巨頭」と呼んだことは有名だが、それは恐らくこの意味に於てであったろう。
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一つは、三十年もかけていては、己は老いぼれて死んでしまうという言い訳である。もう一つは、千七百則もなくとも開悟してみせるという大言壮語である。
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荷馬車に積めば馬が四頭は必要であろう荷物を積んだ船が、一人の力で動いていく。船乗りには大言壮語する者が多いといわれるが、それもわかるような気がする。この船は、ラグーサ一人が動かしているのだから。
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根拠もなく大言壮語するような主君を、彼は持ったおぼえはなかったのである。
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口先だけだったら、いくらでも立派なことがいえる。おれは大言壮語するやつは信用しないことにしてるんだ。そういうやつにかぎって、いざとなると、えらく要領がよくなる。
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児童書の出版社で有名なアセネウムから、たてつづけに作品を出版し、ある程度成功したSF作家とみなされていたころ、マキャフリーの次なる目標は、ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストに名前が載ることでした。周囲の誰もが信じていなかった彼女の大言壮語は、けれども、現実となりました。
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実力のない、大言壮語だけの男を、奴が重用するのを見たことがない。その点だけは、魚支吾という男、信用してもいいと思うぞ。
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