大粒

全て 名詞
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  • 彼女が言葉に出すよりも早く、大粒の雨が機関銃のような射撃を始めた。 池上永一『あたしのマブイ見ませんでしたか』より引用
  • レーナル夫人はこの若い百姓のほおに残っている大粒の涙を見つめていた。 スタンダール『赤と黒』より引用
  • しかし仰ぎ見た父王の瞳の中に大粒の涙がたまっているのを見て驚いた。 伏見健二『サイレンの哀歌が聞こえる』より引用
  • それが最近結婚が決まったので、女達は最初、大粒の涙を流したらしい。 畠中恵『ねこのばば』より引用
  • この言葉を黙って聞いていた田中の頬に、やがて大粒の涙が流れ落ちた。 水木楊『田中角栄 その巨善と巨悪』より引用
  • わたしは右手の人差し指で大粒の緑柱石が暗く輝いているのに気づいた。 クラーク・アシュトン・スミス/大瀧啓裕訳『ゾティーク幻妖怪異譚』より引用
  • そして彼女の目にうかぶ大粒おおつぶの涙を見て私までも泣きたくなってしまった。 ドーデ/大久保和郎訳『風車小屋だより』より引用
  • すると、遠くの空の中ほどに一角だけ大粒の雨が降っているのが見えた。
  • 本当に大粒な雨が降っていて、彼は手の甲に落ちた雨の滴を皆に見せた。 ディケンズ/本多顕彰訳『二都物語(上)』より引用
  • 海は真っ暗で、いつか大粒の雨がスレートの屋根に重い音を立てている。 松本泰『暴風雨に終わった一日』より引用
  • すると善兵衛は思わず両目から大粒の涙を流しはじめたのである。 千秋寺亰介『怨霊記 1 四国結界篇』より引用
  • 全財産を身につけて移動しているかのような大粒のダイヤであった。 田丸公美子『シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ』より引用
  • ときおりパラパラと大粒の雨が落ちてくるかと思うとすぐやんだりした。 横溝正史『金田一耕助ファイル17 仮面舞踏会』より引用
  • 大粒の涙が白い頬をつたっていくのを、正晴は息を詰めて見つめていた。 東野圭吾『白夜行』より引用
  • 彼女が帰って来るのを待っていたように大粒の雨が降りだした。 森村誠一『自選恐怖小説集 人間溶解』より引用
  • するとそれと同時に、現れた祥子さまの目から大粒の涙がこぼれ落ちた。 今野緒雪『マリア様がみてる 32 卒業前小景』より引用
  • そのこめかみに大粒おおつぶあせが浮かんでいるのをリーリンは見逃みのがさなかった。 雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス06 レッド・ノクターン』より引用
  • そして彼女はこぼれそうになる大粒の涙を暗闇の中でじっと耐えていた。 福永武彦『海市』より引用
  • 大異が気がいて顔をあげたところで、大粒の雨がばらばらと落ちてきた。 田中貢太郎『太虚司法伝』より引用
  • ガラス窓をたたいている音で、かなり大粒な雨であることが分かった。 松本清張『波の塔(上)』より引用
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