大江
全て
名詞
2,449 の用例
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重富老人が見た誰かは志保が大江から借りた合羽を着ていたことになる。
だが、老人はそれを麻理だと言った。
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小野不由美『黒祠の島』より引用
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大江は二人が戻って来ないことを訴えた。
それでようやく大江は姿を消した客の一方の行方を知ったのだった。
圭吾は二人の荷物を検め、大江に口止めをして戻っていった。
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小野不由美『黒祠の島』より引用
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じゃ、あなたはだれが大江さんを殺したか知っているというのですね。
横溝正史『呪いの塔』より引用
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これは、ほぼ島の者に限られます。
さらに大江さんは、背後に強い風の音が聞こえていた、と証言している。
ですから、島、あるいはその近辺からの電話であったことも間違いないのでしょう。
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小野不由美『黒祠の島』より引用
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旅をしたことのない源氏には、心細さもおもしろさも皆はじめての経験であった。
大江殿という所は荒廃していて松だけが昔の名残のものらしく立っていた。
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与謝野晶子『源氏物語』より引用
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寒河江大江氏ともいう。
南北朝時代末までは大江氏を称したが、以降は寒河江氏を称したとされる。
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そばは金のないときでも私のそばにあった食べ物であった。
この文章からも、大江が最近そばを好きになったのでないことはわかります。
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森村誠一『棟居刑事の復讐』より引用
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黒潮は深い深い溜め息とともに、もう一度畳の上にごろりと仰向けになった。
読者諸君は、この大江黒潮のことばをよく記憶していなければならない。
いったいこの告白のうちにどんな謎が秘められていたのか、そしてまた、その謎の裏に、さらにどんな謎が、秘められていたのか、いずれそれを知らなければならぬときがあるに違いない。
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横溝正史『呪いの塔』より引用
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横渡瑞枝は当て逃げ犯人を大江雅弘と断定している。
事故発生時、大江と同乗していた女は桂由里子である可能性もあるのだ。
桂由里子と大江雅弘は、横渡瑞枝を接点にして関係が生ずる。
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森村誠一『棟居刑事の復讐』より引用
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ところが、こうしてはめを外して夢中になって遊んでいるうちに、あたしはふと、大きな失策を演じてしまったのです。
それは大江先生にほんとうの身分を知られてしまったことでした。
むろん、それまでに他の人々だって、あたしを何者だろうと疑っていたようでしたが、一体が避暑地のことですから、大して詮議立てもしなかったのですけれど、どうしたはずみか、大江先生はあたしのほんとうの名や、家庭のことをすっかり調べあげたようでした。
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横溝正史『呪いの塔』より引用
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だが刑事らが知っている大江には、出身地の訛りがまったく残っていない。
森村誠一『棟居刑事の復讐』より引用
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大江は二人をろくに知らない。
二人は共に、大江が島の外に出ている間に島に入り、そして出ていったのだ。
大江にとっては二人の女でしかなかった。
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小野不由美『黒祠の島』より引用
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刑事が単なる表敬訪問に来るはずがない。
だが大江がそれをぬけぬけと言うと、いかにも本当らしく聞こえてくる。
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森村誠一『日蝕の断層』より引用
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機関誌『公道』を発刊して世論の喚起を促し、また各地の部落の現状を調査して差別問題の調停や北海道などへの移住による生活改善策の実施を図った。
ただし、実際には大江ら数名のみしか積極的な活動をしなかったとされている。
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でも彼は大江にまちがいありません。
名前を呼びかけたとき、たしかに反応しましたし、あの顔は大江でしたよ。
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森村誠一『棟居刑事の復讐』より引用
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女子店員が彼に教えた店の位置は、大江西六丁目というところだった。
早速その店に捜査員が行って確認したところ、やはり金曜日の夕方、桐原洋介らしき人物が立ち寄っていることが判明した。
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東野圭吾『白夜行』より引用
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茫洋と放散していた大江の視線が凝縮してまっすぐに射かけられてきた。
森村誠一『日蝕の断層』より引用
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当初は中原姓を称し、中原 広元といった。
大江姓に改めたのは晩年の建保4年に陸奥守に任官した以後のことである。
この折、改姓宣旨を願った申状が『吾妻鏡』閏6月14日の条に載っているが、その申状では、養父中原広季に養育された恩はあるが、大江氏の衰運を見逃すことはできないとして実父大江維光の継嗣となることを望んでいる。
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しかし我々はあなたが大江雅弘氏ではないという強い疑いを抱いております。
森村誠一『棟居刑事の復讐』より引用
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それできくのだが、この前のは大江氏の宅の果物ナイフだと君は言ったね。
あのナイフは二挺で一揃えになっていたのかね。
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横溝正史『呪いの塔』より引用