大抵

全て 名詞 副詞
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  • 大抵の手紙も保留して置いて、誰れから何が來たと云ひさへすればよし。 岩野泡鳴『塩原日記』より引用
  • 彼女等は大抵一緒になることはなかったので一つの床を二人で使っていた。 島田清次郎『地上』より引用
  • 大抵二十一日間の僧侶一人の収入は毎年五円以上十円位まで大差はない。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • そういえば、お前にも柳沢のすることが大抵判断がつくだろうと思って。 近松秋江『うつり香』より引用
  • 巧妙な花の画を見せられたものは大抵自然の花の如く美しいと嘆美する。 有島武郎『描かれた花』より引用
  • 先生といふものは、大抵こんな事を教へるやうに出来てゐるものなのだ。 薄田泣菫『茶話』より引用
  • 彼らにはそれぞれ頭がありまして、大抵はその自治に任しておりました。 喜田貞吉『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』より引用
  • さっきの酒店は角店かどみせで、外見や格式が他の大抵の店よりも立派であった。 ディケンズ・チャールズ『二都物語』より引用
  • また武士さむらいが刀を抜いて居たわけも、此の辺で大抵想像が着くであらう。 泉鏡花『妖魔の辻占』より引用
  • そのほかの時には大抵たいてい、空の色合いろあいや、雲の具合で見えないのが普通でした。 加能作次郎『少年と海』より引用
  • 今世界に仏教の行われて居る国は沢山あるけれども大抵小乗仏教である。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • 書斎にいる時も、客に接している時も、大抵の場合彼女もそこにあった。 徳田秋声『仮装人物』より引用
  • 現代の一切の民衆かつては大抵この階級を経て来たものなのである。 喜田貞吉『間人考』より引用
  • 大抵たいていなら十四五種は持っているべきを、たった一種しか持っていない。 海野十三『蠅』より引用
  • 省作の精神を大抵推知しながら先を越して弟に元気をつけたのである。 伊藤左千夫『春の潮』より引用
  • そうしてそれが調整する余地がなければその時に大抵個物は破壊される。 辻潤『錯覚自我説』より引用
  • それから二人の間には、大抵次ぎのような会話が交わされるのであった。 葛西善蔵『子をつれて』より引用
  • 稀に象徴的な効果を持つて居るものもあるが、大抵単なる譬喩歌である。 折口信夫『日本文章の発想法の起り』より引用
  • その洋服も近頃は大抵は着ずに冬も夏も一着のルパシュカだけ着てゐる。 土田杏村『私の書斎』より引用
  • 処が大抵の軍の真相が吾々日本の民衆には殆んど判らないのが常である。 戸坂潤『世界の一環としての日本』より引用
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