大同肥料
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大同肥料株式会社は、1921年11月17日、電力会社の大同電力により、福井県南条郡武生町に位置する同社武生工場の現物出資をもって設立された。この大同肥料武生工場は、元は北陸電化という会社により建設されたものである。北陸電化は1917年8月に設立。
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しかし1931年10月、ウーデ法特許の大同肥料共有権は矢作水力に買収され、同社傘下の矢作工業の工場建設に転用された。従って大同肥料のアンモニア合成部門進出は実現しなかった。
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大同肥料株式会社は、かつて福井県越前市に存在した化学メーカーである。大同電力のカーバイド工業部門を分割して1921年に設立。
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初代社長は山本条太郎である。なお大同肥料設立と同日、同様の理由にて旧木曽電気製鉄の製鉄事業が大同電力より分割され、大同製鋼が設立されている。
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だが同社は本業の電力事業とは事業状況が異なることから早々に副業の分離方針を立て、同年11月17日付で武生工場を引き継ぐ大同肥料株式会社、名古屋製鉄所を引き継ぐ大同製鋼株式会社の2社をそれぞれ新設した。大同肥料はその後大同化学工業に改称、1945年に信越化学工業と合併するまで存続した。
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その後北陸電化は1920年1月に日本水力へと吸収され、翌1921年2月には日本水力も合併で大同電力となった。この大同電力では、経済界の変動に強く影響される付帯事業を分離して本業である電力事業の収益を確保するという方針を打ち出し、日本水力から引き継いだ武生工場を分離、大同肥料を設立した。大同肥料の資本金は300万円。
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また日本水力の硫安工場は、大同電力では武生工場として引き継がれ、木曽電気興業から継承した鋳鋼工場とあわせて副業として経営された。だが同社は本業の電力事業とは事業状況が異なることから早々に副業の分離方針を立て、同年11月17日付で武生工場を引き継ぐ大同肥料株式会社、名古屋製鉄所を引き継ぐ大同製鋼株式会社の2社をそれぞれ新設した。大同肥料はその後大同化学工業に改称、1945年に信越化学工業と合併するまで存続した。
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このとき大同電力は旧日本水力から福井県の硫安工場も引き継ぎ武生工場としたが、本業の電力事業とは事業状況が異なることから早々に分離方針が立てられ、同年11月17日付で名古屋製鉄所を引き継いで大同製鋼株式会社、武生工場を引き継いで大同肥料株式会社の2社がそれぞれ発足した。新会社「大同製鋼」は発足翌年の1922年7月、電気製鋼所の事業のうち鉄鋼部門を引き継ぎ、株式会社大同電気製鋼所へと社名を変更した。
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その後、大同肥料と当時山本が社長を務めた南満州鉄道、それに昭和肥料の3社共同でウーデ法の特許を買収することが決まり、翌1929年6月に契約締結に至った。しかし1931年10月、ウーデ法特許の大同肥料共有権は矢作水力に買収され、同社傘下の矢作工業の工場建設に転用された。
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この時点では、操業開始以来のカーバイド・石灰窒素・硫安などの製造に加え、フェロシリコン・フェロマンガンなどフェロアロイの製造も手掛けていた。日中戦争下にあってフェロアロイの製造が拡大した結果、肥料会社という社名が実態に沿わなくなったことから、同年11月25日の株主総会にて社名を大同肥料から「大同化学工業株式会社」へと変更した。
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その後、大同肥料と当時山本が社長を務めた南満州鉄道、それに昭和肥料の3社共同でウーデ法の特許を買収することが決まり、翌1929年6月に契約締結に至った。しかし1931年10月、ウーデ法特許の大同肥料共有権は矢作水力に買収され、同社傘下の矢作工業の工場建設に転用された。従って大同肥料のアンモニア合成部門進出は実現しなかった。
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大量の電力を投じ電解法により原料水素を製造、ウーデ式アンモニア合成炉によりアンモニアを合成し、製品の硫酸アンモニウムや硝酸を製造する、という事業である。ハーバー・ボッシュ法よりも低圧低温操業が可能なウーデ式アンモニア合成法の特許は当時南満州鉄道・昭和肥料と大同電力系の大同肥料の3社が共同保有していたが、矢作水力はこのうち大同肥料の共有権を1931年10月26日付で買収した。また工場用地については名古屋港第7号埋立地のうち2万8840坪を76万円余りで買収するという契約を同年11月19日付で愛知県との間に結んだ。
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絵本作家かこさとしは1926年に、かつて越前国国府が置かれた地にほど近い、福井県今立郡国高村八幡に、兄と姉を持つ3人きょうだいの末っ子として産まれた。父親は当時大同肥料に勤める会社員で、その後武生駅近くの武生町錦町に引っ越し、父の仕事の都合で1933年に東京市板橋区に転居する満7歳まで同地に在住した。哲少年は地元の丈生幼稚園・武生東尋常高等小学校に通園・通学し、日野川や村国山などの自然の中で幼少期を過ごした。
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大同肥料株式会社は、1921年11月17日、電力会社の大同電力により、福井県南条郡武生町に位置する同社武生工場の現物出資をもって設立された。この大同肥料武生工場は、元は北陸電化という会社により建設されたものである。
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この大同電力では、経済界の変動に強く影響される付帯事業を分離して本業である電力事業の収益を確保するという方針を打ち出し、日本水力から引き継いだ武生工場を分離、大同肥料を設立した。大同肥料の資本金は300万円。大同電力から現物出資された武生工場の設備その他所属財産を247万8000円にて引き継ぎ、その対価として大同電力に42円払込株式5万9000株を交付している。
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