大勢の召使

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  • それは富裕な子のなかのひとりで、大勢の召使を持っている身ですから。 佐藤正彰訳『千一夜物語 06』より引用
  • 大勢の召使がいつも回りでうろうろしているのは大嫌いなの。 フーリック/大室幹雄訳『中国迷路殺人事件』より引用
  • そしてわたくしたちの家にもどりますと、前には大勢の召使をつかっていたのですが、今はそこにはわたくしの下婢かひが一人いるだけで他にだれもおりません。 ボッカッチョ/柏熊達生訳『デカメロン(上)』より引用
  • 彼は貴族で金持ちでしたので、大勢の召使を使い、犬や鷹を飼っていて、狩猟がことのほかに好きでした。 ボッカッチョ/柏熊達生訳『デカメロン(中)』より引用
  • 冷紅がやって来、大勢の召使たちがとんで来ました。 豊島与志雄『碑文』より引用
  • 会衆はたいそう小人数で、しかも、ごく田舎いなかふうの人たちでしたが、例外はデッドロック家のお屋敷から来た、大勢の召使たちで、もう席についている者もいくぶんかありましたが、残りはちょうど中へはいって来るところでした。 ディケンズ/青木雄造・小池滋訳『荒涼館(2)』より引用
  • こうした秘密は、わたしの口からもペンからも洩れたことはなく、今後も洩れることはないが、しかし大勢の召使たちに知れわたっているので、デピネ夫人のまわりの人たちには知られずにはすまなかった。 ルソー/桑原武夫訳『告白(下)』より引用
  • ひとたび扉があけ放たれると、大勢の召使と荷物運びが、翌年のための新しい食糧を携えて、はいって来るのを見ました。 佐藤正彰訳『千一夜物語 03』より引用
  • そしてユダヤ人その人が、店のまん中に長椅子デイワーンの上にでんと坐り、あらゆる年齢とあらゆる肌色の大勢の召使に、鞠躬如きつきゆうじよかしずかれているのを見ました。 佐藤正彰訳『千一夜物語 06』より引用
  • そこで大勢の召使を使い、犬や小鳥や馬を飼って、酒宴や宴会や慰安の催しをして、自分たちの女と一緒に、王侯貴族のように、この世で一番幸福な人間の生活を始めました。 ボッカッチョ/柏熊達生訳『デカメロン(中)』より引用
  • 尠くも彼は立派な武具や良馬を持ち、さかんな晩餐の支度が設けられつつある彼の旅宿には、大勢の召使が待っておったからである。 バルザック/小西茂也訳『風流滑稽譚(第三輯)』より引用
  • 若党や小僧や、大勢の召使が式台に出迎えたが、の高い刑部友矩は、目もくれなかった。 吉川英治『柳生月影抄』より引用
  • また、傲慢の大きなあらわれとして、ほとんど役に立たないのに、いやまったくなんら役に立たないのに大勢の召使を持っていることが挙げられます。 チョーサー/西脇順三郎訳『カンタベリ物語(下)』より引用
  • 教王カリフはこの言葉を聞きなさると、この上もなく逆鱗げきりんあそばされ、若い女に向って、明日すぐ、専用の御殿とその美しさにふさわしい大勢の召使を与えて取らせると、約束なさいました。 佐藤正彰訳『千一夜物語 04』より引用
  • この裁判ではヨアヒムに仕えた大勢の召使やアイテル・フリードリヒが、マリー・アウグステは自ら家庭を捨てた女で、子供を養育する資格のある人間でないと証言したが、マリー・アウグステの嘆願が実って彼女に有利な判決が出た。
  • 農家では当然やるが、楠木家の館長屋たちながやでも、大勢の召使が、老幼のべつなく、今は柿の皮ムキに忙しそう。 吉川英治『私本太平記』より引用
  • しかも、そのくせ、ゐばりやさんで、どうかすると「おれは蒙古の王子だぞ」といふやうに、高慢な顔をしますから、大勢の召使ひたちから、軽蔑けいべつされたり、いやがられたりするだけで、一向、ニナール姫のさびしさを慰める役にはたちません。 宮原晃一郎『ラマ塔の秘密』より引用
  • 都会では高い塀をめぐらした邸宅に住み、大勢の召使にかしずかれ、親類同士の交際ですら格式張っているのだが、この日本離れのした高原にやって来ると、人々は仮面をはずして気さくに振る舞うようになる。 酒井美意子『ある華族の昭和史』より引用
  • これは、外観が壮大なためではなく、むしろ充実した牛肉やプディングをさかんに消費し、大勢の召使に衣食をあたえ、また、奇妙な性分のおかげで、ちょっとした仕事に巨額な金を払うからである。 アーヴィング/吉田甲子太郎訳『スケッチブック』より引用