夥しい

全て 形容詞
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  • 自殺者が着地したとみられる駐車場の一角は夥しい花で埋められていた。 森村誠一『自選恐怖小説集 人間溶解』より引用
  • 戦後になって世間に夥しいダイヤが出た事実は、どう説明したらよいか。 松本清張『日本の黒い霧(下)』より引用
  • 見物してから十分も経つてゐなかつたが、次々に知人の顔が夥しかつた。 牧野信一『村のストア派』より引用
  • いつか灯のついた省線のガラス窓には、夥しい男の顔が重り合っている。 宮本百合子『今朝の雪』より引用
  • 日本や中国では夥しい数の退蔵銭が壷などに入って出土することがある。
  • 見ている間に、次々に黄金色の虫たちが集まってきて、おびただしい数となった。 夢枕獏『陰陽師太極ノ巻』より引用
  • これに後半期を入れて一ヶ年にしたら、おびただしき数に上るでありましょう。 小川未明『書を愛して書を持たず』より引用
  • 四十代なかばくらいの女で、首から胸にかけておびただしい血に染まっていた。 夏樹静子『女検事 霞夕子 螺旋階段をおりる男』より引用
  • 他の部分の山川草木はすべて眠っているのに、そこばかりはおびただしい火だ。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • この奥、いつもの路地裏から夥しいまでの血の匂いが流れてきていた。 奈須きのこ『歌月十夜 01 本編』より引用
  • 都会には多くの女子の学校があり、生徒と教師の数も夥しいものです。 宮本百合子『惨めな無我夢中』より引用
  • 行ってみると、夫は自分が吐いたおびただしい血の中に、顔を埋めて倒れていた。 小池真理子『ひるの幻 よるの夢』より引用
  • それがかなり夥しくかためられて、しかも木箱には綱がかけられてあった。 松本清張『絢爛たる流離』より引用
  • アンガラ川は完全に凍っていて、その上を夥しい数の馬橇が走っていた。 井上靖『おろしや国酔夢譚』より引用
  • いよいよ巨人軍と神々との戦闘が始まると双方に夥しい戦没者ができる。 寺田寅彦『宇宙の始まり』より引用
  • どこに行っても、おびただしいほどの光とむせかえるような草いきれがあった。 小池真理子『柩の中の猫』より引用
  • さてその日も暮れかかってくると、普通のやんまがおびただしく集まってくる。 蒲原有明『夢は呼び交す』より引用
  • 専門の英語学以外に夥しい数の歴史論、政治・社会評論を著している。。
  • 女子挺身隊は四十七万二千五百七十三人という夥しい数であった。 宮本百合子『私たちの建設』より引用
  • 予は玄関の呼鈴のボタンを捜すのに大分手間を取って夥しく雨に濡れた。 谷崎潤一郎/種村季弘編『美食倶楽部 谷崎潤一郎大正作品集』より引用
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