夜会巻き

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  • 順子さんが夜会巻き風な髪に手をかざして秋声氏の細い肩に凭れて歩いている。 林芙美子『放浪記(初出)』より引用
  • 椅子に腰をおろして軍刀をついた八字髭の軍人もいれば、夜会巻きの明治の貴婦人もいる。 横溝正史『金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家 上』より引用
  • 順子さんが夜会巻き風な髪に手をかざして、秋声氏の細い肩にもたれて歩いている。 林芙美子『新版 放浪記』より引用
  • 夜会巻きとは、鹿鳴館時代に流行した日本の髪型の一種である。
  • 夜会巻きにした頭をしげしげと眺め、俊子は絵本のお姫様でも見るように言う。 福井晴敏『終戦のローレライ(下)』より引用
  • もう目を閉じてでもできる夜会巻きを整えながら、こんなふうに子供の姿を鏡の端に捉え、化粧をする生活というのもあり得るのだろうかと、おケイはまったく無責任に考えてみた。 福井晴敏『終戦のローレライ(下)』より引用
  • 栗色がかった長い髪の毛を無造作に夜会巻きふうに巻き上げて留めている。 小池真理子『薔薇いろのメランコリヤ』より引用
  • 今日は珍らしく夜会巻きで仲々の美人なり。 林芙美子『新版 放浪記』より引用
  • もう少し気を集中すれば、裏手の路地に夜会巻きの髪だけあでやかな女の死霊がたたずんでいるのもわかる。 岩井志麻子『岡山女』より引用
  • 瓜実顔で髪を夜会巻きにした細身の女性を、定と勘違いし通報を受けた銀座や大阪の繁華街は一時騒然としてパニックになった。
  • 夜会巻きに結い上げた髪の下に白いうなじが覗き、遊郭では微塵みじんも感じなかった衝動が体を駆け抜けて、征人は無意識に余分な一歩を踏み出していた。 福井晴敏『終戦のローレライ(上)』より引用
  • 洋風化の影響で、男性は殆どが洋髪となったが、女性の場合は洋風の髪型が登場し始めた一方で、折衷ともいえる束髪、夜会巻き、耳隠し、行方不明髷等の洋服・和服双方に合う髪型も考案された。