夜中

全て 名詞
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  • 夜中郵便やちゅうゆうびんと書いて板塀いたべいに穴があいているところを見ると夜はしまりをするらしい。 夏目漱石『虞美人草』より引用
  • いったいこの寒い夜中をどんな所にどうして寝ていたのであろうか。 寺田寅彦『病院の夜明けの物音』より引用
  • だから一切無視して、もう夜中だというのにむっくりと起きて仕事をする。 赤瀬川原平『老人力 全一冊』より引用
  • ラムネを取りにやりたれど夜中にて無し、氷も梨も同様なりとの事なり。 寺田寅彦『東上記』より引用
  • この少年は又どんなことがあって、こういう嵐の夜中をやって来たのであろう。 金史良『光の中に』より引用
  • 眠られぬ夜中の数時間はこの花のためにもどれほどか短くされた。 寺田寅彦『病室の花』より引用
  • 以前、夜中に聞いた、純一の体の中から聞こえてきた音を思い出したのだ。 板東眞砂子『蟲』より引用
  • ただ愛吉が夜中に帰った時の、戸外おもてすごかったもののけはいの事である。 泉鏡花『式部小路』より引用
  • 夜中に焚火の煙だと思ったのは矢張やはりこの霧であったかも知れない。 木暮理太郎『秋の鬼怒沼 』より引用
  • 夜中にほえている声から判断すると相当体躯たいくの大きな堂々たる犬らしい。 寺田寅彦『柿の種』より引用
  • 小説の中のは、夜中にまくらもとのピンクの針を見たことになっている。 斎藤栄『まぼろしの完全犯罪』より引用
  • 外蒙軍の行動監視のために茂みのなかで夜中から朝まで身をひそめていた。 半藤一利『ノモンハンの夏』より引用
  • そんなことを考えると不安が増し、夜中に眠れなくなることもあった。 渡辺淳一『シャトウ ルージュ』より引用
  • しかし内地の夕立とは異り、夕方に限らず朝でも來るし夜中にも來る。 佐野昌一『南太平洋科学風土記』より引用
  • それで何かの口実を設けて、夜中の二時か三時頃に出かけていった。 豊島与志雄『道連』より引用
  • 一週間に二回ほどブダペストへ出ると、いつも夜中の二時三時に帰って来る。 牧逸馬『生きている戦死者』より引用
  • けれども夜中になると、何んとしても我慢ができないほどひもじくなってきた。 有島武郎『星座』より引用
  • そこで今度の事件を殺人・放火と見て、夜中に事が運ばれたとする。 中井英夫『虚無への供物』より引用
  • 熱があるせいだろう、夜中まで寝られないで、よろよろ歩き廻っている。 バーネット・フランシス・ホジソン・エリザ『小公女』より引用
  • 夜中に目をさましたら父と母とが、今までなかったほど激しく争っている。 阿刀田高『時のカフェテラス』より引用
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