夜中に眼をさまし

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  • 夜中に眼をさましてその頃のことを思い出したりすると、全くいやになるね。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • 宵から快眠したので、夜中に眼をさまして句作、気に入つた句が作れた。 種田山頭火『其中日記』より引用
  • そして夜中に眼をさまして、このことを考えると、戦争の終らない先に、自分が参ってしまうだろうと思わざるをえなかった。 ハシェク/辻恒彦訳『良き兵士シュベイク(上)』より引用
  • すると上の姉が夜中に眼をさまして、自分のところになかったので、ひどく悔しがって、こっそり妹の枕元から、持って来て自分のところに置いて知らん顔をしていました。 水野葉舟『北国の人』より引用
  • ややしばらく彼は枕に頭をつけたままで、窓の外の庭草に降りそそぐ夜明がたの雨を聞いていたが、あの巴里パリの下宿の方に居る時分どうかするとよく眠られないで夜中に眼をさましたことを思い出した。 島崎藤村『新生』より引用
  • そのきょとんとした眼は、自分はなぜこんな所で夜を過さねばならないのか、なぜこんなひもじい想いをしなければならないのか、なぜ夜中に眼をさましたのか、なぜこんなに寒いのか、不思議でたまらぬというような眼であった。 織田作之助『郷愁』より引用
  • 酒が入ってないと、兎角ねそびれたり、夜中に眼をさましたりする、アル中になっては大変、気をつけよう。 古川緑波『古川ロッパ昭和日記』より引用
  • ある晩、幸子は夜中に眼をさました。 松本清張『危険な斜面』より引用
  • 夜中に眼をさました。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • お父さんのあのがさつヽヽヽで向う見ずなところ、あの暴君のところ、そのためにあたしの子供の時代は害なわれ、きびしい嵐が吹きすさんだ、今でも、怒りにふるえながら夜中に眼をさまして、お父さんが威をふるったのを思い出すくらい、「これをしろ」「あれをしろ」と言った傲慢さを。 ウルフ/中村佐喜子訳『燈台へ』より引用