夜もすがら

全て 副詞
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  • 夜もすがらわしは岸辺に立って、かすかな月の光のなかに娘を見ていた。 ゲーテ/井上正蔵訳『若きウェルテルの悩み』より引用
  • 夜もすがらの苦痛をあたえておくより、わたしの手で楽にさせてやろう。 滝沢馬琴『里見八犬伝 巻1』より引用
  • まるで、夜もすがらその窓ぎわから外をながめていたような、そんなことを。 支倉凍砂『狼と香辛料ⅩⅢ Side ColorsⅢ』より引用
  • 私は夜もすがらまんぢりともせず、この想念の実行に頭をめぐらしはじめたのだ。 坂口安吾『狼園』より引用
  • なぜならば、彼は夜もすがら眠りつけない容子だったからである。 吉川英治『源頼朝(一)』より引用
  • そしてこの分では、何か夜もすがらの祈りが続くかもしれない。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • それからそれへと記憶をたどり、源氏は夜もすがら思い返していた。 田辺聖子『新源氏物語』より引用
  • 夜もすがら、木がらしが萩や薄などをさびしい音を立てさせていた。 堀辰雄『曠野』より引用
  • そしてわれわれは日ねもす夜もすがら、歌と音楽の三昧境に日夜を過ごした。 佐藤正彰訳『千一夜物語 10』より引用
  • 御勤めも去る事ながら夜もすがらの御難儀、定めし御空腹の事なるべし。 夢野久作『白くれない』より引用
  • 昨夜はお妃三人にかこまれて、おうえにも夜もすがらなおものがたりでした。 吉川英治『私本太平記』より引用
  • そこで夜もすがら尽きぬ話となったのはいうまでもなかろう。 吉川英治『鳴門秘帖』より引用
  • そうして女は夜もすがら、池に水鳥が寝わずらって羽掻はがいているのを耳にしたりしていた。 堀辰雄『姨捨』より引用
  • 多分、昨夜の夜もすがらの煩悶はんもんが、心をものうくしたものでしょう。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • と、二人ふたり子供こどもは、意地いぢわるをとこ使つかまはされて、もすがらみづはこんでゐるのであつた。 出口王仁三郎『霊界物語 rm 76 20080623』より引用
  • 広島の街は夜もすがら燃えてゐた。 原民喜『火の子供』より引用
  • 汝王者の身、民の信頼あるところ、 心に大事を思ふ者豈に夜もすがら眠らめや! ホーマー『イーリアス』より引用
  • と云ってくれたりしたが、それはすでに夜更けであることや、克子が夜もすがら枕元にいてくれる約束などを明確に意識している証拠であろう。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
  • この二つの蝶は夜もすがら、この座敷牢の中を狂って狂い廻りました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 数人の従者はを撃って、夜もすがらその荷物を守っていた。 岡本綺堂『中国怪奇小説集』より引用
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夜もすがら の使われ方