多勢

全て 名詞
1,567 の用例 (0.01 秒)
  • あんまり多勢入ったので、誰がそんな事をしたかわからなかったのです。 野村胡堂『銭形平次捕物控 02』より引用
  • いくら多勢の力だからと言って、これは人間業とは思われませんでした。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • その木虱共は私が話したやうに多勢の食ひしん坊共の毎日のパンなのだ。 ファーブル・ジャン・アンリ『科学の不思議』より引用
  • 防空壕にたった一人で入っているより多勢といたいこころもちがあった。 宮本百合子『風知草』より引用
  • 多勢の人が見ているのも無関心のようにわき見もしないで急いで行く。 寺田寅彦『震災日記より』より引用
  • そうでなくても、僕をっかんでる奴等がこの町には多勢いるんだから。 森禮子『モッキングバードのいる町』より引用
  • 下にいる多勢のものは、あごをつきあげ、上にいるものの顔色を見るのだ。 本庄陸男『石狩川』より引用
  • 何かの音は左近の死んだ音ではなくて、多勢の人の音のようであった。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
  • 入院していたとすれば、多勢の医者も看護婦も知っていたことになります。 松本清張『球形の荒野 新装版(下)』より引用
  • 江戸二百年の文明に疲れた生活上の落伍者が比較的多勢住んでいた町である。 芥川竜之介『本所両国』より引用
  • とうてい二人きりでは、多勢の力も強い人々と闘いようもないでしょう。 ホメロス/呉茂一訳『オデュッセイア(下)』より引用
  • 庭の多勢の中から、そう言った要望が三人五人の口で述べられました。 野村胡堂『銭形平次捕物控 09』より引用
  • 多勢の先生の前で、あくびでもしてやりたいような気持ちになっていた。 三浦綾子『泥流地帯』より引用
  • 家は農家だし多勢の家族の中へ入って慣れぬ仕事は相当の苦労だったらしい。 青島幸男『人間万事塞翁が丙午』より引用
  • 大雨の中多勢の襲撃に守備兵は怖じ気づいて天満方面へ逃げてしまった。
  • 父がいればよい、と思っている子と母は、いまの日本に余り多勢です。 宮本百合子『今年こそは』より引用
  • 多勢の傍聴者もまた一せいにその弁護士の指した男の方を見ました。 伊藤野枝『ある女の裁判』より引用
  • 式典がすべての予定をおえてから、一行三人は多勢の参列者に囲まれた。 吉田満『鎮魂戦艦大和(上)』より引用
  • パーンたちは多勢に無勢という言葉をこれほど実感したことはなかった。 水野良『ロードス島戦記 5 王たちの聖戦』より引用
  • 池に渡した石橋のてすりには多勢の人々がもたれて水面をながめている。 金史良『光の中に』より引用
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