夕飯前

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  • 夕飯前から酒を求めて集まった連中に、大川は瘡蓋かさぶたのできた両手を見せた。 小野不由美『屍鬼(上)』より引用
  • それほどでないと、夕飯前の湯が夜寝る時までの暖を保ってくれない。 大杉栄『続獄中記』より引用
  • 夕飯前父が入ったきり、誰も入りてがないから、綺麗だし熱いだろうというのである。 宮本百合子『我に叛く』より引用
  • ヘルメルうん、わたしも夕飯前にこのうちの二つ三つにを通しておきたいと思っている。 イプセン/矢崎源九郎訳『人形の家』より引用
  • 緋紗子お姉さま、夕飯前だからすぐかえっていらっしゃいとママがいったのよ。 横溝正史『毒の矢 v0.9』より引用
  • ハモンドは、彼の商売仲間が、ホテルの小さなテーブルに席を占めて、夕飯前の一杯をやっているのを知っていた。 マンスフィールド/江上照彦訳『園遊会』より引用
  • 夕飯前に餌やりをすませる約束が破られても、この時期だけは大目に見てやっていた。 荻原規子『西の善き魔女外伝1 金の糸紡げば』より引用
  • 昼間より、だんだん天気悪くなり、夕飯前には、今にも泣き出しそう。 安部譲二『ぼくのムショ修業』より引用
  • 夕飯前の一散歩に、地図携帯で私共は宿を出た。 宮本百合子『長崎の一瞥』より引用
  • 腹に一物抱えたソシエの相手をするのに較べたら、夕飯前のひと仕事くらいどうということはない。 福井晴敏『∀ガンダム(上)』より引用
  • 学校から帰ると、よく夕飯前に、奥の暗い六畳の仏壇ので、老人たちのまいりの座につかせられた。 中谷宇吉郎『簪を挿した蛇』より引用
  • ところが母は父とは反対で、何も夕飯前のあわただしい時に、茶の間で一斉に開けなくてもいいじゃないかと思うらしい。 向田邦子『無名仮名人名簿』より引用
  • 夕飯前に、私は一人で帶廣の町を歩いてみる。 林芙美子『摩周湖紀行』より引用
  • 僕の散歩に出かけるのはいつもたいていは夕飯前です。 芥川龍之介『或阿呆の一生・侏儒の言葉』より引用
  • 出発前の混雑した心持の中で、夕飯前の時を見つけて、岸本は独り屋外そとへ歩きに出た。 島崎藤村『新生』より引用
  • 夕飯前に読み、寝る前に読み、蒲団に入ってからも読んだ。 田山花袋『トコヨゴヨミ』より引用
  • 一昨日は夕飯前まで戸外と台所の板の間とで暮し、夜は国が食堂に臥てラジオの番をいたしました。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • お夕飯前にマティーニを八杯と、象のからだ洗濯せんたくできるくらいたくさんのブドウ酒を飲んだんですもん、それも当然でしょうとも。 カポーティ/龍口直太郎訳『ティファニーで朝食を』より引用
  • 夕飯前、茂太郎は、番兵さんについて、牧場の中を一めぐりして歩きました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • そこで井深君は、自分でも未だ夕飯前だったので、兎に角あまり上等ではないその家の料理を娘につき合って食べた。 渡辺温『嘘』より引用
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