夕飯の膳

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  • 兄の居間で、兄と一緒に夕飯の膳についた時に、通之進が弟にいった。 平岩弓枝『御宿かわせみ 10 閻魔(えんま)まいり』より引用
  • 改まった畳の上で、お雪は皆なと一緒に、楽しそうに夕飯の膳にいた。 島崎藤村『家』より引用
  • 偶然その日の夕飯のぜんで私たちはエレベーターの話をしていた。 寺田寅彦『断水の日』より引用
  • 芝居の終ったのは午後七時ごろで、わたしたちは武蔵屋へ帰って夕飯の膳に坐らせられた。 岡本綺堂『明治劇談 ランプの下にて』より引用
  • 僕はやがて風呂からあがって、自分の座敷へ戻ってくると、女中のお文さんが夕飯の膳を運んで来た。 岡本綺堂『探偵夜話』より引用
  • これもわが家に妻孥さいどなく、夕飯の膳に人の帰るのを待つもののいないがためである。 永井荷風『西瓜』より引用
  • 私はまずこれで安心していると、午後六時ごろに伊佐子さんがわたしの部屋へ夕飯の膳を運んで来ました。 岡本綺堂『白髪鬼』より引用
  • 家へ帰って夕飯の膳についても絵の事が心をはなれぬ。 寺田寅彦『森の絵』より引用
  • 夫の着物がかけてあり、さしむかいに夕飯のぜんがしつらえてある。 平岩弓枝『火宅の女-春日局』より引用
  • クリストと誕生日を共にした少女は夕飯ゆうはんぜんについた父や母にけさの出来事を話しているかも知れない。 芥川竜之介『少年』より引用
  • 三人の女の兒が人形のやうに並んで宿の帳場に近い部屋で夕飯の膳についてゐたのが、先づ眼についた。 島崎藤村『山陰土産』より引用
  • 今夜は宿屋で夕飯の膳に徳利とくりの乗っていないのを発見したが、彼は酒を持って来いとも言わなかった。 岡本綺堂『籠釣瓶』より引用
  • その雨がさっき夕飯のぜんに向かう時分からしとしとと降りだした。 夏目漱石『行人』より引用
  • 夕飯の膳には南瓜と、真黒で頭の大きい干魚の煮たのとがついた。 宮本百合子『突堤』より引用
  • 彼が火鉢ひばちそばすわって、烟草タバコを一本吹かしていると、間もなく夕飯ゆうめしぜんが彼の前に運ばれた。 夏目漱石『道草』より引用
  • 旅を思い立つように成ってからは客も多く、岸本は家のものと一緒に夕飯の膳にくことも出来ない時の方が多かった。 島崎藤村『新生』より引用
  • その夜八時ごろ、為安史郎は夕飯のぜんを引くと、ゆったりと茶を飲みながら夕刊を読んでいた。 横溝正史『殺人暦』より引用
  • かれは、それよりおおかみへの約束やくそくなどはかまわずにうちがって、今日きょうはまず無事ぶじでよかったとよろこんで、夕飯ゆうはんぜんかって、さけみはじめたのであります。 小川未明『おおかみと人』より引用
  • 風呂から出て、はこばれて来た夕飯の膳に向った。 池波正太郎『剣客商売 01』より引用
  • と岸本は夕飯のぜんの側へ泉太を呼んだ。 島崎藤村『新生』より引用
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