変じる

全て 動詞
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  • その瞬間の相川の死人のように変じた顔色は、今でも私の目の前にある。 浜尾四郎『途上の犯人』より引用
  • 人々は、自分自身の心の世界まで一種の外的世界に変じて了った様です。 小林秀雄『考えるヒント 3』より引用
  • そこに握られていた呪符たちは、いつの間にか同じ数の刃に変じていた。 三雲岳斗『カーマロカ 将門異聞』より引用
  • だが、その血がいつ、幾条かの噴水と変じてこちらの目にとんでくるか。 山田風太郎『忍法帖1 甲賀忍法帖』より引用
  • ここにいるのはわたしのお母さまで、影から変じたものの類ではない。 宮部みゆき『ICO 霧の城』より引用
  • いつのまにか人の姿に変じていたケルピーは、当然のようにそう言った。 谷瑞恵『伯爵と妖精 第05巻 呪いのダイヤに愛をこめて』より引用
  • 梅郷うめさと中学校は、まるで中世ヨーロッパの宮殿のような姿へと変じていた。 川原礫『アクセル・ワールド 04 -蒼空への飛翔-』より引用
  • それが狂暴な怒りに変じてゆくを見た者ありと『落穂集』の作者は書く。 五味康祐『刺客(せっかく)』より引用
  • そして氏の育った風景も、記憶の中にのみ残る過去に変じてしまったのである。 岡本綺堂『岡本綺堂伝奇小説集其ノ三 怪かしの鬼談集』より引用
  • だまされたと思い、腹も立ったが、それがなぜか興味に変じてしまったのだ。 水野良『ロードス島戦記 4 火竜山の魔竜(下)』より引用
  • この城が〝霧の城〟と変じ、多くのニエを喰らってきたのはなぜなのか。 宮部みゆき『ICO 霧の城』より引用
  • 一瞬で馬に姿を変じたと思うと、リディアもニコも、もう彼の背中にいた。 谷瑞恵『伯爵と妖精 第17巻 すてきな結婚式のための魔法』より引用
  • よくみがかれた石畳いしだたみが、青い光を反射はんしゃして一面を夜の世界に変じさせている。 雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス09 ブルー・マズルカ』より引用
  • そして、海が激流と変じて、ぼくたちをその穴のなかにひきこんだのだ。 ヴェルヌ/金子博訳『地底旅行』より引用
  • すべての物質物体は、電子に変じて送ったり受けとったりできるわけだ。 海野十三『宇宙女囚第一号』より引用
  • しかし彼らはその価値を変じたのは金属貨幣であって紙幣ではないと云った。 リカード・デイヴィッド『経済学及び課税の諸原理』より引用
  • 生成というのは、女が鬼に変じきるその手前の段階の存在を指す言葉である。 夢枕獏『陰陽師付喪神(つくもがみ)ノ巻』より引用
  • わずかな期間で、東京という都市全体が呪的空間に変じるでしょうね。 牧野修『アロマパラノイド 偏執の芳香』より引用
  • 或る一つの事によって変じた人の心ほど不思議なものはない。 宮本百合子『悲しめる心』より引用
  • 一〇の化身に変じる力を持つ彼だが、今の姿形がいちばんしっくりとくる。 丈月城『カンピオーネ! 03 はじまりの物語』より引用
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