声が聞える

347 の用例 (0.00 秒)
  • すると下を流れている河の方から一つの声が聞えてくることがよくある。 モーム/田中西二郎訳『モーム短編集「園遊会まで」』より引用
  • またそれが合図のように後方の高い寺院から奇妙な動物の鳴声が聞えた。 横尾忠則『なぜぼくはここにいるのか』より引用
  • 不意にそっちから押し殺したような男の声が聞えて、三人は足を止めた。 平岩弓枝『御宿かわせみ 30 鬼女の花摘み』より引用
  • すると、彼の名を高く呼びながら各部屋を覗いて来るらしい声が聞えた。 横光利一『旅愁』より引用
  • また、こちら側からの声が聞えたのか、一軒の酒問屋から人が出て来た。 平岩弓枝『御宿かわせみ 25 宝船まつり』より引用
  • 彼女の死んだ魂がしきりに私を呼んでいる声が聞えるような気がした。 福永武彦『忘却の河』より引用
  • 益美がそう声をかけると、中から雄策のギョッとしたような声が聞えた。 横溝正史『青髪鬼』より引用
  • 確かに猫の声が聞えたが、それよりも強く軒を叩く雨の音がしていた。 なだいなだ『パパのおくりもの』より引用
  • そのとき、遠い遠いどこからか、なにものかの語りあう声が聞えてきた。 光瀬龍『百億の昼と千億の夜』より引用
  • 老公爵の部屋のドアもあいていて、そちらから雷のような声が聞えてきた。 ドストエフスキー/工藤精一郎訳『未成年(下)』より引用
  • しかしその声のうしろで、たしかに父らしい男の声が聞えたような気がした。 山崎豊子『華麗なる一族 中』より引用
  • するとどうした具合であったか、感激に満ちた若い女性の声が聞えて来た。 海野十三『空襲葬送曲』より引用
  • 庭を隔ててむかい合っている裏の家からは、女教師の答える声が聞えた。 島崎藤村『家』より引用
  • 油断なく、外に立って、あたりを見廻した東吾の耳にお今の声が聞えた。 平岩弓枝『御宿かわせみ 03 水郷から来た女』より引用
  • 死のごとき沈黙の後に、ふたたびひとりごとのような彼女の声が聞えた。 山田風太郎『自選恐怖小説集 跫音』より引用
  • 今度はかなり近い所に、たしかに人の呻くやうな低い声が聞えてきたのだ。 坂口安吾『群集の人』より引用
  • 台所から祖母の話声が聞えて来るだけで、そこには誰もいなかった。 福永武彦『風土』より引用
  • 千春の声が聞えて、るいはいつもの母親の顔に戻って風鈴の傍を離れた。 平岩弓枝『御宿かわせみ 33 小判商人』より引用
  • 玄関のほうで、通之進夫婦が到着したらしい賑やかな声が聞えている。 平岩弓枝『御宿かわせみ 14 神かくし』より引用
  • 隠々と泣く声が聞えてきたが、やがて三人の者は水の中へ入って往った。 田中貢太郎『緑衣人伝』より引用
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