声が次第に高く

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  • といった声が次第に高くなり、経をよんでいた坊さんが驚いてふりむいた。 平岩弓枝『御宿かわせみ 23 源太郎の初恋』より引用
  • 元寇げんこう以来、二十年、北条氏を怨嗟えんさする声が次第に高くなりつつあった。 新田次郎『新田義貞(上)』より引用
  • しかし最晩年になると多くの批評家から、書き飛ばしているという非難の声が次第に高くなっていった。
  • アクセントのおかしいイタリア人の声が次第に高くなる。 寺田寅彦『イタリア人』より引用
  • うなずきうなずき黙って聞いている佐枝に、耕作の声が次第に高くなってくる。 三浦綾子『続泥流地帯 草のうた』より引用
  • パーンの声が次第に高くなってきているのを、ディードリットは手で合図して抑えようとした。 水野良『ロードス島戦記 外伝「ハイエルフの森 ディードリット物語」』より引用
  • 奈保の声が次第に高くなっていく。 勝目梓『炸裂』より引用
  • こう云って口々に罵る声が次第に高くなって来て、しまいには耳の穴が裂けてしまう程烈しくなりました。 夢野久作『白髪小僧』より引用
  • 蛙の声が次第に高くなる。 正岡子規『夏の夜の音』より引用
  • そして、蛙の鳴く声が次第に高く路の両側から起って来て、そこをすたすた急いで走る車夫の足音も冴えて来たが、まだ彼は帽子をとり車の上から振り返っては幾度もお辞儀をしつづけた。 横光利一『旅愁』より引用
  • 彼女の声が次第に高くなり、しまいに、歌で知っているあの声にほとんどちかい調子になったとき、ぼくが、ぼくたちの和解をこんなにちっぽけに考えていたことが恥ずかしかった。 リルケ/星野慎一訳『マルテの手記』より引用