壮麗な蛇

12 の用例 (0.00 秒)
  • 類も稀な壮麗な蛇、わたしはわたしの中に幻術があると思っていた。 森敦『意味の変容』より引用
  • かくて、壮麗な蛇もまたその壮麗さから、解き放たれると思うかもしれない。 森敦『意味の変容』より引用
  • このようにして、壮麗なるに似た蛇も内部へと密蔽することによって、壮麗な蛇となる。 森敦『意味の変容』より引用
  • かかるとき、壮麗な蛇は僅かに餌を求めねばならぬ。 森敦『意味の変容』より引用
  • こうした大自然の壮麗さの中にあっては、壮麗な蛇の壮麗さのごときも、ものの数でなくなるだろう。 森敦『意味の変容』より引用
  • 類も稀な壮麗な蛇、わたしが昼なお暗い森深く身を隠し、じっとおのれに耐えているのは賢明であると言わねばならぬ。 森敦『意味の変容』より引用
  • 人はみな壮麗な蛇が、壮麗なるに似た蛇になろうとする願望があるように、グリ石になろうとする願望がある。 森敦『意味の変容』より引用
  • いつか『壮麗な蛇』の話をしたね。 森敦『意味の変容』より引用
  • すなわち、壮麗なるに似た無数の蛇たちは、なまじい壮麗な蛇に似ているばかりに、かえって似ても似つかぬ滑稽なものになっているのも気づかず、ただ健康で、無邪気で、明るく、その持つ牙に毒さえも含まず平然としている。 森敦『意味の変容』より引用
  • だが、朦朧として目眩めきながらも次第に意識を恢復して、月光の輝きの中に見たものはおどけきった透明な表皮にすぎず、神にすら挑めというごとく、いよいよ壮麗な蛇になって来たわたし自身を見いださねばならなかったのである。 森敦『意味の変容』より引用
  • ひとたびわたしが姿を隠さず現れれば、わたしは壮麗なものの中でも、もっとも壮麗な蛇なるが故に、世に比類なき幻術と感じられ、いかなる光景を呈するかわからない。 森敦『意味の変容』より引用
  • しかし、壮麗な蛇の幾千万とない鱗もまた、幾千万の木の葉のように輝き、崇高なもの、美麗なもの、厳然たるものは、いよいよ邪悪なもの、怪異なもの、頽廃したものを伴って、幻術は果てもなく幻術めいて来る。 森敦『意味の変容』より引用