境地

全て 名詞
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  • 人間として冷たいわたしは、彼女の達していた境地など予想もできない。 奈須きのこ『空の境界 (下)』より引用
  • 作業自体がひとつの境地として完成され、美しい作品のようでもあった。 中村航『ぐるぐるまわるすべり台』より引用
  • 荘子はその境地を見るのを楽しみにしてこそ麗姫に逢いに来たのである。 岡本かの子『荘子』より引用
  • 味の世界で、どんな人の境地をも分っていなければならないからである。 北大路魯山人『道は次第に狭し』より引用
  • 関東地区限定ではあるが、ニュースでは見せない新境地を開拓している。
  • 絶対に動かなくなってしまった境地は、とても安楽なように思えてくる。 野坂昭如『てろてろ』より引用
  • しかしまた一方から見ると非常に自由な解放されたありがたい境地である。 寺田寅彦『路傍の草』より引用
  • 川から学んだシッダールタは一切をあるがままに愛する境地に到達する。
  • この境地にはこだわりのない自己放棄された光輝な世界が存在している。 横尾忠則『なぜぼくはここにいるのか』より引用
  • その頃はまだ、ふとんの中でも忘我の境地というものには至らなかった。 南里征典『成城官能夫人』より引用
  • 只ほれぼれと云う境地は、今の時代の人間の味いがたいところであろう。 宮本百合子『日記』より引用
  • これらの作品は、晩年の寂寥と宗教的境地に満ちていると評価されている。
  • 愛を徳として完成する境地は祈りのほかにはないように思われるからである。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • また最も高揚された情緒と言ふものはういふ境地なのではあるまいか。 神西清『ジェイン・グレイ遺文』より引用
  • もつと強烈な光瑤の理想的美の境地を、作品で顕現してほしいのである。 小熊秀雄『小熊秀雄全集-19』より引用
  • かれの心の広さはその境地にまで到達しなければならないのだ。 ウェルズ/浜野輝訳『ダヴィドソンの眼の異常な体験』より引用
  • 自分はどうしてさう云ふ境地に身を置くことが出来ないだらう。 森鴎外『妄想』より引用
  • 二本めのトンネルにはいったとき、私はアキラメの境地に達していた。 田中芳樹『薬師寺涼子の怪奇事件簿07 霧の訪問者』より引用
  • 作者は影を無視するといふ境地にまで辿りつく勇気をもつてゐない。 小熊秀雄『小熊秀雄全集-19』より引用
  • 彼は部屋を閉めきり、誰にもこの無我の境地を邪魔されぬようにした。 クラーク『都市と星』より引用
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